レッドブルは、数名のジュニアドライバーの2019年のジュニアプログラムを発表。ダニエル・ティクトゥムがスーパーフォーミュラに参戦することを正式発表した。今年のヨーロッパF3選手権をランキング2位、マカオGPで2連覇を果たしたダニエル・ティクトゥムは、スーパーフォーミュラへの参戦が広く報じられており、今週、鈴鹿サーキットで開催されている合同ルーキードライバーテストでTEAM MUGENのマシンを走らせている。
ダニエル・ティクトゥムは、2018年にも福住仁嶺の代役としてTEAM MUGENでスーパーフォーミュラで2戦を戦っており、2019年もTEAM MUGENが所属チームになるようだ。TEAM MUGENは2017年にピエール・ガスリーを走らせており、マシンもレッドブルカラーを施すなど、レッドブルとの繋がりは深い。また、レッドブルは、ゲルハルト・ベルガーの甥にあたるルーカス・アウアーがジュニアプログラムに参加することを発表。ダニエル・ティクトゥムとともにスーパーフォーミュラに参戦することを発表した。ルーカス・アウアーは、2014年にヨーロッパF3選手権でランキング4位を獲得。その後、メルセデスからDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦していたが、今季限りでメルセデスがDTMから撤退したことで活動が決まっていなかった。昨年のハンガリーテストでフォース・インディアのF1マシンをテストしているルーカス・アウアーは、2019年にB-Max Racingからスーパーフォーミュラに参戦。マシンもレッドブルカラーになるとみられている。所属チームに関する正式な発表は、例年1月に開催されるホンダの2019年のスーパーフォーミュラの参戦体制の場になると思われる。また、レッドブルは今年ヨーロッパF3選手権でのルーキーシーズンで活躍したユーリ・ヴィップス、FIA-F4選手権で年間チャンピオンを獲得した角田裕毅がジュニアプログラムのメンバーに加入することを発表。今年、マカオGPに初参戦を果たしたユーリ・ヴィップスは、ハイテックGPからFIA F3選手権に参戦。ホンダの育成ドライバーでもある角田裕毅は、Jenzer MotorsporからFIA F3選手権に参戦する。先週アブダビで開催されたGP3テストで総合2番手タイムをマークしている角田裕毅は、FIA F3選手権に加え、フォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズにもモトパークから参戦する。ダニエル・ティクトゥムとルーカス・アウアーのスーパーフォーミュラ参戦、そして、角田裕毅のレッドブル・ジュニアへの加入は、2019年からF1でワークスパートナーシップを開始するレッドブル・レーシングとホンダとの計画の一部でもある。レッドブル、ジャック・デューハン、デニス・ハウガー、ジョニー・エドガー、ハニー・トンプソンの2019年の計画については“今後数週間”で発表するとしている。