レッドブルは、F1ヨーロッパGPで、マーク・ウェバーが9位、セバスチャン・ベッテルはリタイアだった。レッドブルにとっては厳しい週末になった。4番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルは、オープニングラップで順位をキープしたが、1回目のピットストップで燃料が入らないという問題が発生。再度ピットストップを余儀なくされ、大きく順位を落とした。そのあとエンジントラブルが発生。予選でもベッテルはエンジンを壊しており、残りのレースを考えると困難な状況に立たされた。
9番グリッドからスタートしたマーク・ウェバーは、第1スティントで7番手まで順位をあげたが、最終ピットストップでタイムをロス。ジェンソン・バトンだけでなく、ロバート・クビサにも順位を奪われ、9位ノーポイントに終わった。マーク・ウェバー (9位)「今日はポイントが獲得できなかったが、これは久しぶりのことだ。結局は、今日はスピードが出なかった。タフなレースだった。今週末は苦しい状況が続き、その当然の結果として、残念ながらポイントを獲得できなかった。ルイス(ハミルトン)がぼくの前でピットインし、ピットストップも少しついていなかったが、これも仕方がないこと。ピットストップも最高ではなく、ポジショニングに少し時間がかかりすぎた。とにかく、ぼくたちにとってはベストの1日ではなかったが、今日の事は水に流して、スパへと気持ちを切り替えるつもりだ」 セバスチャン・ベッテル (リタイア)「今日の最大の問題は1回目のストップだった。クルマに燃料が入らず、もう一度ピットインしなければならなかった。2回目のピットストップまで走れたのはラッキーだった。その時点でレースには負けたも同然だったが、その数周後、エンジンにトラブルが発生してリタイヤしなければならなかった。良くないことだ。チャンピオンシップという意味では最後の最後まで戦いを諦めないが、ライバルを追いかけてライバルよりも多くのポイント獲得を目指している時にリタイヤなんて良くないことだ。それができるポジションだったのに、レースをフィニッシュできなかったんだからね」 クリスチャン・ホーナー (チーム代表)「非常に残念だ。セバスチャンのクルマに燃料リグのトラブルとエンジン・トラブルが続いて発生した。今週末、2度目の同じトラブルで、痛手となった。マークに関しては、残念ながらスピードが十分ではなかった。長い間ジェンソン(バトン)を後ろに抑えていたが、ジェンソンの方がスピードがあり、非常に速いアウトラップで我々を追い越した。彼を後ろに抑え続けるだけのスピードが残念ながらマークにはなかった」 ファブリス・ロム (ルノー・プリンシパルエンジニア)「今回のレースは悪夢のような週末だった。セバスチャンのクルマに2回のエンジン・トラブルが発生した。レッドブル・レーシングとセバスチャンには謝罪の言葉しかない。特にこの信頼性の問題に関しては謝りたいと思うし、二度と同じ問題が起きないように全力で仕事に取り組むことを約束したい。しかし、セバスチャンにとってはシーズン終盤のエンジンが厳しくなってしまうことになる」 レース結果:・F1ヨーロッパGP 決勝:ルーベンス・バリチェロが優勝!・2009年 F1ポイントランキング
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