レッドブル・レーシングは、先週末のF1日本GPが開催された鈴鹿サーキットでのトロロッソ・ホンダへの応援を目の当たりにしたことで、2019年に誕生する“レッドブル・ホンダ”は日本で大きなムーブメントを巻き起こすと考えている。今シーズン、そこまで活躍を見せられてはいないトロロッソ・ホンダだが、ホンダのホームレースとなったF1日本GPでは、鈴鹿サーキットがトロロッソ・ホンダのチームカラーであるブルーに染まった。
ホンダは、F1日本GPに新スペックの“スペック3”パワーユニットを投入し、予選でっはブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手と好パフォーマンスを発揮したが、決勝でポイントを獲得することはできなかった。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、日本でのトロロッソ・ホンダの歓迎ぶりを考えれば、将来レッドブル・ホンダが勝つことができる状態にあれば、はるかに大きなムーブメントを巻き起こすことになるだろうと考えている。「非常に励みになることだった」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。「我々は日本で非常に歓迎されている。もし、我々が勝利することができればどうなるか想像できるだろうか? 先頭に立ったらどうなる? 大規模なものになると思っている」「我々は異なるエンジンを搭載する来年を非常にポジティブに捉えている。彼らが予選で成し遂げた結果を見ているしね」レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、ホンダの“スペック3”エンジンは励みになる進歩だと語る。「週末全体だけでなく、ロシアでも我々はその進歩を非常にはっきりとフォーローしていたのは確かだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼らが本当に進歩を遂げているのを確認できたのは素晴らしいことだ。我々は彼らが果たした進歩に非常に興奮しているし、2019年にむけてもちろん期待を持っている」「クルマでのストレートスピードが良くないことはわかるだろう。そこは来年、我々が競技レベルをもっと高めるためにホンダとのリレーションシップに期待している部分だ」来年、レッドブル・ホンダに移籍するピエール・ガスリーは、今年トロロッソで経験したホンダのポテンシャルが、より大規模チームであるレッドブルでフルに引き出されることになると楽観視している」「異なるクルマになるし、どのようなパッケージになるかは様子を見てみる必要がある」とピエール・ガスリーはコメント。「レッドブルは常に速いクルマを作っているし、シャシーはずっとそれで知られてきた」「ホンダは現時点でステップを果たしていると思うし、ホンダの改善によって、僕たちは本当に良いポジションにいられるかもしれない」「6ヵ月後にわかるだろ。多くのことが起こり得る。今はそれについてあまり考えすぎないようにしているけどね」