レッドブル・レーシングは、F1イタリアGPの金曜フリー走行でダニエル・リカルドをルノーの“スペックC”エンジンの実験台として使い、問題がなければ、マックス・フェルスタッペンにも新スペックを投入する。クリスチャン・ホーナーはは、来週末のF1イタリアGPにむけてダニエル・リカルドがエンジンペナルティを受けることになることを確認している。一方、マックス・フェルスタッペンはペナルティフリーで3基目のエンジンを搭載することできる。
ルノーのチーム代表シリル・アビテブールは、スペック3エンジンにはまだ信頼性問題があるため、ワークスルノーではまだ使用しないことをすでに認めている。しかし、レッドブル・レーシングは、高速サーキットであるモンツァで失うものはないと考えており、得意とするシンガポールへ向けて少しでも多くのパフォーマンスを得たいと考えている。「冷却などにより、エンジンをクルマに組み込むにはかなりのコストがかかる。燃料パートナーとやっていることと同じように、そこにパフォーマンスがあるのであれば、我々はリスクを喜んで受け入れる」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「金曜日にそのエンジンを走らせ、金曜日の午後にそれを継続するかどうかを決断する」「ダニエルのクルマで良い結果が出れば、土曜日にマックスにも投入する」「彼はモンツァでエンジンの期限がくるので、金曜日の午後にレースでドライバーがどのエンジンを走らせるかを決定する」「我々は、次にフェラーリとメルセデスを手こずらせることができるチャンスであるシンガポールにむけて、できる限りベストな立場にいられるようにしておかなければならない」