レッドブル・レーシングにとってダニエル・リカルドのルノーへの移籍は寝耳に水の出来事だったようだ。今年でレッドブルとの契約が期限を迎えるダニエル・リカルドは、メルセデスやフェラーリへの移籍が噂されていたが、両チームへ移籍する可能性が低くなったことで、レッドブルに残留するのはほぼ確実だとみられていた。
Daily Mail によると、ダニエル・リカルドは2019年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルに残留することでチームと“契約条件に済み”であり、レッドブルはダニエル・リカルドの希望である1年契約を受け入れさえしていたという。同紙によると、すでにレッドブルとの契約を発表するための動画の撮影は終わっており、あとは発表を待つのみの状態だたという。しかし、8月3日(金)、ダニエル・リカルドが今シーズン限りでレッドブルを離れ、2019年からルノーに移籍することが電撃発表された。その間にダニエル・リカルドは秘密裏にルノーと交渉を行っており、年間2000万ポンド(約28億9000万円)の2年契約に合意したとされ、木曜日にそれを電話でレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーに伝えたという。不意を突かれたクリスチャン・ホーナーは「リカルドは冗談を言っている」と思ったほどだと同紙は伝えている。レッドブルのチーム内でも「リカルドはマックス・フェルスタッペンのチームメイトになることから逃げだした」と考えている人もいるとされ、今後のシーズンへの影響が懸念される。ダニエル・リカルドは、レッドブルが昨年末にマックス・フェルスタッペンと大幅なに改善された条件で2020年まで契約を延長し、“フェルスタッペンを中心にチームを作っていきたい”と語ったことを快く思っていなかった。マックス・フェルスタッペンのレッドブルとの契約は年間1000万ドル(約11億1200万円)とされており、ダニエル・リカルドはその2倍以上の報酬をルノーから受けることになる。
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