レッドブル・レーシングは、F1カナダGPでダニエル・リカルドがエンジンペナルティを受けることになることを明かした。前戦F1モナコGPで優勝したダニエル・リカルドだが、MGU-Kを完全に失っていた。ルノーはモナコでのMGU-Kは再利用可能だとしていたが、実際にはそうではなかったようだ。
ダニエル・リカルドは、第3戦中国GPでパワーユニットを総入れ替えしており、すべてのコンポーネントが2基目となっている。したがって、3基目のMGU-Kを投入することになれば、10グリッド降格ペナルティを科せられることになる。それに加えて、3基目のエネルギーストアとコントロールエレクトロニクスを投入することになった場合には、それぞれ5グリッド降格ペナルティが科せられ、ダニエル・リカルドはF1カナダGPで20グリッドの降格ペナルティを受けることになる。ルノーはF1カナダGPに新スペックのパワーユニットを投入するが、内燃エンジン、MGU-H、ターボチャージャーは3基までの使用が認められているため、今回のペナルティに含まれることはない。レッドブル・レーシングの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイは「彼はモントリオールで間違いなくペナルティを受けることになるだろう。現時点でそれがどれくらいになるかは聞いていない」とコメント。「ひとつは、モナコでバッテリーがダメージを受けていたかどうかだ。ルノーから報告があるまで我々がどのようなことに直面するかは正確にはわからない。MGU-Kは間違いなくペナルティを受けることになるだろう」ルノーがF1カナダGPに投入する新スペックは主に内燃エンジンにフォーカスしたものとされている。ルノーは、ワークスチームに加えて、マクラーレンとレッドブルにカスタマーユニットを供給しており、6台のマシンを走らせているが、モントリオールで全てのチームも新スペックを投入することがベストなことかどうかは確信していないとしている。関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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