レッドブルは、ピレリの2017年F1タイヤのテストをムジェロでテスト。セバスチャン・ブエミがステアリングを握り、82周を走破した。フェラーリによるフィオラノでの2017年のF1ウェットタイヤの2日間のテストに続き、ピレリは3日(水)にムジェロでレッドブルとF1スリックタイヤのテストを開始した。
ピレリは、レースドライバーおよびリザーブドライバーを起用することが理想的としていたが、レッドブルは元リザーブドライバーのセバスチャン・ブエミを手配。セバスチャン・ブエミはおよそ2年ぶりのF1カーでの走行となった。セバスチャン・ブエミは、2017年のパフォーマンスレベルをシミュレーションして改良されたフロアを装着した2015年F1マシン「RB11」で82周を走破。ブエミは木曜日もテストを実施する。テストは完全なブラインドで実施され、フェラーリ、レッドブル、そして9月にポールリカールで次のテストを行うメルセデスの3チームには、ピレリとFIAが何をテストしているかの情報は知らされない。そして、ドライバーのフィードバックを含めて全ての情報は、テストに関与しない残りの8チームに共有される。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、単にテストに参加するトップ3チームに提供されるのは小さな範囲の機会だと感じている。テスト前、クリスチャン・ホーナーは「我々はこれまでV8カーでいくつかコンパウンドをテストしてきた」とコメント。「我々にはそれらのコンパウンドの知識はない。データはピレリがフルに利用できるようになり、ピレリは様々な利害関係者にそれを循環していくと思う」「我々はハイブリッドカーをまとめた。メルセデスやフェラーリと同様にそれらでマイレージを稼ぐことができるが、そのデータは比較的透明性があると思っている」「もちろん、走っている間に何らかのことは学んでいるが、我々のライバルは同じポジションにいる」「作業の大部分は我々のテストドライバーが行い、彼らにやれることは質問に対してフィードバックを与えることだけだ」