レッドブルは、F1マレーシアGPで直面した問題に対処するためにブレーキを2014年仕様のブレンボ製に戻すことにしたという。マレーシアで、ダニール・クビアトとダニエル・リカルドの二人ともがフロントブレーキのオーバーヒートに苦しみ、9位と10位に終わった。レッドブルは、このところヒトコ製のブレーキを使っていたが、調子を取り戻すために今週末のF1中国GPでは変更することを決めた。
「いろいろとやってきた」とダニエル・リカルドは述べた。「マレーシアではオーバーヒートするブレーキが大きな問題だった。だから、いくつかのものを戻した。去年の段階まで戻ったものもある。その方が効果的だとわかっているからだ」「去年から使っているからといって、その方が良いというわけではない。おそらく、僕たちはその部分で後退してしまったんだと思う」「でも、空力アップグレードも用意されているので期待できそうだ。チームはいくつかの問題を取り除き、グリッドを上げられるようにかなり頑張ってくれた」 ダニール・クビアトも昨シーズンのトロ・ロッソでブレンボ製ブレーキを経験しているが、製品を変えたからといってクルマの感触やパフォーマンスがそれほど大きく変わるわけではないと語った。「実を言うと、僕たちにはレースを妨げている問題がかなりたくさんあった・・・時々あることだ」とダニール・クビアトは述べた。「今週末はうまくいくことを願っている。踏んだときの感触は違うけど、そんなに大きな違いではない。場所によっては利き具合が少し良くなることもある。でも、どっちのブレーキもコンセプトはよく似ている」 レッドブルとルノーの関係はこの2戦で一気に緊張感が高まった。レッドブルは、競争力不足の原因としてエンジンサプライヤーのルノーを責めたが、ルノー側は空力面にも問題があると反論している。だが、マレーシアの苦戦によって、レッドブルは開発の必要性に目覚めたとダニール・クビアトは認めた。 「すべてがパーフェクトではないことがマレーシアでわかった。だから、今後はアップデートが行われるし、どんどん良くなることを願っている」「マレーシアの週末は僕たちの目を開かせてくれた気がする。自分たちの立ち位置を理解し、どこから問題が来ているのかを知るのが重要な場合もある。あとは今後の改善次第だ」
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