レッドブルは、ルノーエンジンよりも深い問題がシャシー面にあることを認めた。F1オーストラリアGP後、レッドブルとルノーの間で言い争いに発展。シリル・アビテブールは、2015年のレッドブルの苦戦がルノーだけのせいだというエイドリアン・ニューウェイの言い訳は“嘘つき”だと非難していた。
だが、F1マレーシアGP後、レッドブルはルノーの進歩を認め、ヘルムート・マルコは自分たちの側にも課題があると認めた。「セパンの結果はレッドブル・レーシングにとって不運なものだった」とヘルムート・マルコは Servus TVに述べた。「だが、痛くはない。イギリス側でも目を覚ます必要があるからだ」「シャシーにいくつか理想的な働きをしていないものがある」F1マレーシアGPで判明した問題の1つはブレーキ。レッドブルは、離脱したドライバーのセバスチャン・ベッテルが好んでいなかったサプライヤーのものにブレーキを変えていたという。しかし、レッドブルはその決定を“覆す”だろうとヘルムート・マルコは述べた。今年、トロ・ロッソから移籍してきたダニール・クビアトにとって、レッドブルの問題がルノーより深いのは明白だ。ダニール・クビアトは、F1マレーシアGPで、古巣の後輩であるマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツより後ろでフィニッシュした。「今は全般的なペースがない。良いい状況ではない」さらにダニエル・リカルドは、2014年に完勝していたセバスチャン・ベッテルのフェラーリに周回遅れにされた。「彼の勝利は嬉しい。多くの人が不可能だと考えていことをやり遂げたんだからね」「その分、僕たちのフラストレーションは強調されるけどね」