レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2015年のエンジン凍結緩和を拒否し続けるメルセデスを批判した。今季、メルセデスの台頭により、4年連続でチャンピオンシップを制覇してきたレッドブルの連覇は途絶えた。F1ブラジルGPでレッドブルはコンストラクターズ選手権2位を確保。クリスチャン・ホーナーは、メルセデス製パワーユニットの優位性を考えれば、これがベストの結果だったと述べた。
レッドブルのワークスサプライヤーであるルノー、そして同じように苦しい戦いを強いられているフェラーリは、メルセデスのライバルたちにチャンスを開くため、ホモロゲーションルールに大幅な変更が必要だと述べてきた。クリスチャン・ホーナーは、セバスチャン・ベッテルがメルセデスエンジン勢4台の後ろで5位フィニッシュを果たしたF1ブラジルGPについて「メルセデスエンジンに対抗するチャンスはなかった」と述べた。ブラジルでは、エンジンメーカー間による話し合いが持たれたが、メルセデスがルノーとフェラーリによる提案を拒否して終わっている。「エンジン凍結が7月に延期される案でさえ実現するかどうか疑っている」とクリスチャン・ホーナーは述べた。「メルセデスの立場は理解できるが、1チームが支配し、他のチームが手も足もでないという状況はF1にとって良いのだろうか?」「確かに我々も他を圧倒してきた。しかし、それは完全に違う状況でのことだ。全チームに各レース前にマシンを開発するチャンスがあったし、我々が行ったことのほとんどはすぐにライバルたちによって模倣されていた」