レッドブルは否定しているが、レッドブルが独自にF1エンジンの設計を検討しているとの報道は収まっていない。レッドブルは、新しいV6ターボ時代に苦しいスタートを切っており、パワーユニット供給元のルノーを継続的に非難している。先週、レッドブルのヘルムート・マルコは、レッドブルが独自のエンジンを製造することを検討していることを示唆する発言をしている。
しかし、“レッドブル・エンジン”の報道は、チーム代表のクリスチャン・ホーナー、そしてオーナーであるディートリッヒ・マテシッツの「レッドブルはエンジンメーカーになりたくはない」とのコメントによってはっきりと否定されている。一方で、ロータス、トロ・ロッソ、ケータハムにもパワーユニットを供給するルノーは、一部チームがエンジン代金を支払っていないことを明らかにしている。最新の報道では、レッドブル以上にルノーのパワーユニットに苦戦しているロータスが、2015年にメルセデスに変更することを検討していると報じられている。「唯一、足りないのは、銀行保証だ」と Sport Bild は報じた。先週末のオーストリアのパドックでは、フランス・ヴィリーにあるルノーのF1施設が売りに出されていると報じられた。そして、レッドブルが潜在的な買い手に挙げられている。「我々はエンジンメーカーになりたいという願望はない」とクリスチャン・ホーナーは El Confidencial にコメント。「だが、我々はより力強いパートナーと働き、競争力をつけ、先頭を走りたい」レッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソは、今年のプレシーズンのルノーの危機を解決するために財政面を含めて活発な役割を演じた。Sport Bild によると、レッドブルはエンジンメーカーにはなりたくないが、F1でのさらなる成功を収めるために“独立”することを望んでいるという。解決策はシンプルかもしれない。レッドブルがヴィリー・シャティヨンの施設を買収し、ルノーの人員、意思決定、予算をコントロールするというものだ。1つの鍵となる人事異動として、ブリックスワースのメルセデスのエンジン施設の創始者であるマリオ・イリエンが、レッドブルが新しく発表したエイドリアン・ニューウェイが率いる“アドバンスト・テクノロジー・センター”に関連付けられている。ヘルムート・マルコは「エイドリアンとマルコはまだ非常に良い関係にある」と述べた。
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