レッドブルは、F1中国GPの予選でセバスチャン・ベッテルのマシンに燃料流量センサーにトラブルを抱えていた。伝えられるところによると、レッドブルは開幕戦ような失格処分を避けるるために、センサーが故障した場合に他の測定器に切り替えられるようにFIAと臨時の協定を結んだという。
レッドブルは、今回の燃料流量センサーのトラブルについてコメントはしていないが、ダニエル・リカルドの控訴裁判でトタルの燃料がメーターのシールに損害を与えて、故障に至ったとの事実が発覚している。FIAの技術専門家であるファブリス・ロムは「センサーにはシールがはられており、トタルの燃料の化学成分が影響している可能性がある。もしこれが発生していた場合、センサーは正しく機能しないだろう」と説明した。しかし、ルノーエンジンを積む他の3チームもトタルの燃料を使用しているため、レッドブルのセンサーだけにダメージを与えているのは不可解だ。ファブリス・ロムは、レッドブルを含めたいくつかのチームがセンサーを改良していることも原因かもしれないと語る。F1チームは、F1スペインGPからセンサーに改良を加えることができなくなる。「センサーの写真を撮れば、2つの接続がある。例えば、レッドブルのようなチームは、それらの接続を取り除き、独自の接続を行っている」「新しい接続があまりにい長い場合、測定をしている部分に降れることになる。それが第2の原因だと考えている」