レッドブルにエンジンを供給するルノーのジャン・フランソワ・コーベ代表は、レッドブルがブロウン・ディフューザー禁止によって失われたダウンフォースを取り戻す「巧妙な」方法を考案したと主張している。2年連続のワールドチャンピオンチームであるレッドブルとルノー・スポーツF1は、2012年のタイトル防衛にむけて以前にもまして密接に働いている。
「F1は創造力がすべてだ」とジャン・フランソワ・コーベは Auto Bild にコメント。「規約は変わったが、我々はレッドブルと取り組み、パフォーマンスのロスを補填するソリューションを見つめた」昨年、ドライバーがスロットルを離したときでも、熱いエンジン排気ガスを“吹き付ける”ことでマシンは余分なダウンフォースを得ていた。今年はFIAはブロウン・エキゾーストを禁止したが、いくつかのチームは新しいソリューションを考案して規約に対応したと噂されている。「以前とは同じではない」とジャン・フランソワ・コーベは続けた。「だが、巧妙な開発は差を生み出すことができる」ヘレステストでは、レッドブル RB8がまるでレースの上を走っているようなコーナリングをしていたと何人かは述べていた。「それは我々全員が模型電車で遊んでいたからだろう」とレッドブルのチームオーナーを務めるディートリッヒ・マテシッツは冗談を述べた。エイドリアン・ニューウェイは「エキゾーストは、我々がまだ密かにアイデアがあるエリアのひとつだ」と付け加えた。
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