レッドブルは、F1カナダGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが2位、マーク・ウェバーが3位だった。セバスチャン・ベッテル (2位)「もちろん、がっかりしているよ。スタートからフィニッシュまでとても難しいレースだった。最後の1周というか、最後の1周の一部をのぞけば、ずっとレースをリードしていた」
「最後のセイフティーカー導入の後もレースをリードしていたけれど、多分、保守的になりすぎたんだ。後続車との距離をキープしようとしていたが、もっと距離を離しておくべきだった。その後、ジェンソンが出てくるのが見えてプッシュした。最後までもつと思ったんだけど、だめだったね。ミスを犯してしまったからね。僕のせいだ。リアが少しロックしたので、ストレート気味にラインを開くしかなかったんだけど、ラインはひとつしかなくて濡れた場所を走ることになった。それで、簡単に抜かれてしまったんだ。でも、今日は良かったと思う。ミスを犯しやすいコンディションだったので、リタイヤした選手も多かった。そんな中でポイントが獲得できたんだからね。そうは言っても、優勝を目前にして奪われてしまったのだから、うれしくはないよ。でも、総合的には今日は僕たちにとっては良いレースだったと思う」マーク・ウェバー (3位)「いろいろあったレースだったよ!休憩の後も何台か抜かなければならなかった。レーシングラインが乾いてくるまではそれほど大変じゃなかったが、乾いてきてからはラインを外れると滑りやすかった。他のドライバーのイン側に入るにしても狙える幅が狭かったので、抜くのがとても難しかった。相手がミハエル(シューマッハ)やニック(ハイドフェルド)のような経験豊富なドライバーだともっと難しい。彼らも自分が何をしているか分かっているからね。僕は、スリックタイヤに交換して賭けてみようと思った。みんながすぐに真似しなかったのも良かったよ。2周余裕があったから、表彰台が狙えるポジションを取り戻すことができた。その後はミハエルとのいい戦いがあった。シケインのブレーキングでは、ふたりとも同じラインを狙っていたからね。でも、その後から来たジェンソンは圧倒的に速かった。今日はチームに大量得点をもたらすことができたので、いい結果だった。それには満足しているよ」クリスチャン・ホーナー(チーム代表)「今日は長いレースだったが、最後の周回までリードを続けていたにも関わらず、チェッカーフラッグを目前にして優勝を取り逃してしまったのは悔しい。レース終盤のジェンソンはとても速かったので、セバスチャンは彼にDRSを使わせまいと、激しく戦っていた。DRSの威力は明らかだったからね。今日は多くのドライバーが多くのミスを犯したレースだったが、セバスチャンもミスを犯してしまった。彼はその代償を被ることになったが、幸い大事に至ることはなく、2位というとても良いリザルトを達成することができた。今回も大量得点を果たすことができ、7戦を終えた現在、セバスチャンがこれまでに取り逃したチャンピオンシップポイントは14ポイントのみ。それだけでも、素晴らしい成果だ。今日のF1は皆さんにも十分に楽しんでいただけたと思う。マークも順調にポジションを取り戻し、ミハエルとの最高の一騎打ちを見せてくれた。見事なドライビングでセバスチャンと共に表彰台に立つことができた。チームとしては、フェルナンドやルイスが得点できなかったレースを2位と3位で終えることができたので、とても良い結果だと思っている。再スタートを待つ間、1時間半も雨の中に立っていなければならなかったメカニックたちには頭が下がる。明日の朝、風邪をひくメンバーが出ないことを祈る」 シリル・デュモン(ルノー)「今日は複雑な心境だ。マークは良く立ち直ったと思う。第2コーナーのルイスとの接触で14位へとポジションを落としていたが、見事な立ち直りを見せてくれた。セバスチャンのレースはマークほど大変ではなかったが、終盤に残念なミスを犯してしまった。しかし、チャンピオンシップとして考えればとても良い結果だった。ハミルトンに58ポイントの差をつけてスタートしたレースだったが、現在、彼はバトンに60ポイントの差をつけている。良い結果だ。チームとしても、他のどのチームよりも大量得点できたので、素晴らしい結果だと思う」関連:F1カナダGP:優勝はジェンソン・バトン、小林可夢偉7位
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