角田裕毅が所属するビザ・キャッシュアップRBは、2024年F1 カタールGPの週末を通して苦戦を強いらせることとなった。チーフテクニカルオフィサーのティム・ゴス、チーム代表のローラン・メキースがレースを振り返った。スプリント形式で開催されたカタールグランプリでRBが輝きを見せたのは角田裕毅が5番手タイムを記録したフリー走行だけだった。
その後、角田裕毅は、スプリント予選17番手、スプリント17位、予選14番手、決勝13位とトップ10争いに絡むことはなかった。チームメイトのリアム・ローソンは、スプリント予選こそ10番手だったが、スプリント16位、予選17番手、決勝14位と苦戦を強いられた。ティム・ゴス(チームテクニカルオフィサー)「我々にとっては残念な一日となった。両ドライバーともスタートはうまくいき、ポイント獲得に向けて好位置につけることができた。しかし、スプリントレースと同様、このサーキットではいつものレースペースには程遠いことがすぐに明らかになり、ポイント獲得圏内をキープするのがやっとの状態だった。エンジニアと戦略チームは、レース終盤にオプションタイヤコンパウンドを試すなど、状況を回復させるために最善を尽くした。我々には分析すべきデータが大量にあるし、テクニカルチームは、なぜ今日苦戦したのかを理解するまで休むつもりはない。アブダビでは、ドライバーたちが戦える、より優れたレースマシンを提供できるよう全力を尽くすつもりだ」ローラン・メキース(チーム代表)「パフォーマンスレベルという点では、金曜日のプラクティスから非常に厳しい週末となってしまった。このトラックでは、必要なペースがまったく得られなかったことは明らかだ。全チームのレベルが接近しているため、最適レベルからコンマ数秒遅れるだけで、大きく順位を下げてしまう。しかし、コース上での時間は無駄にはならない。今回のイベントから学ぶことは、数日後に迫ったアブダビだけでなく、現時点のシーズン、さらには来年に向けて有益なものとなるだろう。我々の選手権への期待については、最近のレースで一歩前進したことは明らかだが、それは6位を争う2つのライバルチームも同様だった。今、我々の思いはアブダビへと向かっている。チームの全員が、サーキットと工場で、ビザ・キャッシュアップRBとしての最初の1年を可能な限り最高の形で締めくくるために全力を尽くすだろう」
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