キミ・ライコネンが、2011年にF1復帰についてルノーに接触したことが明らかになった。WRCに参戦するキミ・ライコネンは、来年もWRCを継続するとみられていたが、 AUTOSPORT はライコネンがF1復帰に関心を抱いていると報道。情報筋によると、ベルギーGPでのルノーの印象的なパフォーマンスにより、ライコネンが契約をまとめるためにルノーにアプローチしたという。
ただし、ライコネン自身がルノーと話をしたのか、マネジメントによって行われたかは明らかになっていない。ライコネンは、かねてから競争力のあるクルマに乗れるのであれば、F1に復帰すると主張していた。だが、ルノーはライコネンとの事前交渉を急いではおらず、現在のドライバーであるヴィタリー・ペトロフがチームの要求に応えられるか猶予を与えている。ルノーのチーム代表エリック・ブーリエは、ライコネンがチームに接触し、2011年のロバート・クビサのチームメイト候補であることを認めた。「夏が過ぎ、多くの問い合せがあるのは事実だ。あなたが言及しているドライバー(ライコネン)もレーダー上にいる」「彼は我々と連絡してきたので、レーダー上にいる」エリック・ブーリエは、ヴィタリー・ペトロフがレース週末を通しての一貫性を改善できるのであれば、来年もペトロフを保持すると語っている。ヴィタリー・ペトロフがライコネンよりも良いオプションであるルノーに思わせるには彼は何をしなければならないかと問われたブーリエは「正直、彼はそれほど離れてはいない」とコメント。「彼にとって、完全な週末をおくることはまだとても難しい。それが彼が集中して取り組み、彼の責務と貢献を発展させる必要がある場所だ」エリック・ブーリエは、ヴィタリー・ペトロフの魅力のひとつはロシアでの商業的な可能性であり、ライコネンを採用することに決めた場合、ルノーはアプローチを変更しなければならないだろうと語る。「チームにとって異なる戦略だ。つもり、個性やワールドチャンピオンシップかという問題ではない。異なる戦略だ」「2人の経験豊富なドライバーがいる場合よりも、ルーキーを起用しサポートする場合は異なる取り組みになる」「それについて我々は考える必要がある。しかし、プライオリティーはヴィタリーであり、彼がどう成長するかを見ることだ。我々が確信すれば、彼をキープするだろう。それが最初のオプションだ」「しかし、いくつか他のオプションもある。それらのひとつがキミだ」エリック・ブーリエは、ルノーの2011年のドライバーラインナップはシーズン終了前に決定するだろうとしている。