キミ・ライコネンは、F1に復帰することは確実ではないと認め、WRCへの転向は一時的なものにはならないかもしれないと語った。キミ・ライコネンは、来年F1で好ましいシートを見つけられず、2010年はレッドブルが支援するシトロエン・ジュニアチームでWRCにフル参戦する契約を結んだ。多くの人は、WRC参戦をF1のサバティカルとして見ているが、ライコネン自身はWRC転向が実際には永久的なものになる可能性があると語る。
「F1やそれ以外の契約はないので、どうなるかはまったくわからない」とライコネンは語る。「ラリーに留まるのと、F1に復帰する両方の選択肢がある。どうなるか見てみて、そのあと決めたい。決定を焦ってはいない」「うまくいけば、ラリーを続けるかもしれない。多くのことなるシナリオがある。今は、レッドブル、そしてシトロエンとの年だ」またライコネンは、フェラーリが契約を解除したのは、単にチームでの彼のパフォーマンスではないと疑問を抱いていることを明らかにした。「彼らに聞くべきだ。僕にはわからないよ!」「そのような決定をした人に聞く必要がある。最終的な理由には興味はない。答えをわかっているし、レースや僕がそこでしたことは関係ないと確信している」「まずまずのお金が絡んでいれば、常にどんなことでも変えることができるんだ! サンタンデールが入ったことで多くのことがなされたと思う。彼らはいくつか取引をしたかもしれない。わからないけどね・・・」ライコネンは、マクラーレンとの契約が間近だったこと、そして、ブラウンとも交渉したことを認めたが、最終的に彼が望む条件を確保することができなかったと語る。「僕が望んでいたら、マクラーレンと契約していたかもしれない。でも、最終的に僕が望む100%ではなかった。お金についてはそれほど多くはなかった。その他もろもろのことだ。僕が行くことができなかったというわけではなく、満足できない契約をしてなにかをするという理由がなかったんだ」しかしライコネンは、フェラーリからのリリースによって彼が他でF1をドライブするがお金が少なくなったとしても、お金は契約を妨げる要因ではなかったと主張する。「そうだね。確かに僕が他おチームでレースをすれば、僕が得るお金は少なくなる。僕が誰かとレースをして、得るお金が少なくなるのは問題ではなかった。複雑な状況だったけど最終的にお金に関してはみんなが考えているような問題はなかった。僕が望んでいたものではない」ブラウンの状況について、ライコネンは次のように語った。「そこに行く可能性もあったかもしれない。僕は長い間待ちたくはなかった。もちろん、僕たちは最終的に契約を得られたかもしれないけど、マクラーレンが駄目になったときにはすでにレッドブルと交渉していたので、そこに行ってラリーでどうなるか見たかったんだ。来年か再来年、F1に戻るかもしれない。そうならないかもしれないけどね・・・」