キミ・ライコネンは、F1でレースをするよりも家族の方が大事だと語る。グリッド最年長となる40歳になるキミ・ライコネンは、アルファロメオ・レーシングとの契約が満了する今年がF1での最後の年になるかもしれない。何がモチベーションになっているかと質問されたキミ・ライコネンは「レースが好きだからだ。F1にはレース以上のものがあるしね。レースが楽しくなければ、ここにはいないよ」と El Pais のインタビューで語る。
キミ・ライコネンのメディア嫌いは有名であるが、インタビューでの素っ気ない態度とお茶目なプライベートとのギャップが人気となっている。「もちろん、僕のことを好きなフォロワーがいてくれるのは嬉しい。好きではない人がいることもね。でも、僕が自分がハッピーさせることをやろうとしているだけだ」とキミ・ライコネンは「人として幸せを感じられることやっている限り、それがもっとも重要だ。仕事で自分の助けになっていることに満足しているならば、クルマを運転することでも、それ以外でも何でもいい。それが日常生活に役立つだろう。人々がそれを好んでくれれば素晴らしいね。彼らがそれを気に入らないとしても、それも素晴らしい。それぞれ独自の生活があるからね」「誰かを喜ばせるために何かをやっているわけではないしね。自分について考えていることをやっている。ニュースに載るつもりもないしね」キミ・ライコネンのF1でのキャリアは最後の年かもしれない。だが、昨年も同じことが言われていた。だが、もしF1をやめた場合、ライコネンは自宅で完全なプログラムを実行することになるだろう。「父親になることはスケジュールを完全に変える」とキミ・ライコネンは説明する。「もっと心配するようになる。結局、彼らは幼い子供であり、彼らはあなたを必要としている。人生で突然より重要になる新しいことは他にもある」「今は家族がレースよりもはるかに大事だ。外出することは彼らのことがとても恋しくなる。長い間家を離れることが最も厳しい部分かな。F1は見た目よりもはるかに退屈な部分があるからね」「父親であることを楽しんでいる。年をとるほど、より楽しくなる。彼らとの時間を過ごすのが大好きだ。彼らがどのように年をとるのかを見るのはとても素晴らしいことだ。僕としては、できる限り家にいて、彼らの子供時代にかかわり、彼らとの時間を過ごし、遊び、彼らを助けることが大事なんだ」コース上では、キミ・ライコネンは2020年にもう1年間アルファロメオの活動をリードする。先月バルセロナで新車C39のテストに6日間を費やした。「昨年よりもうまく機能しているし、それは良いことだ。しかし、今のところ、僕たちが今年どこにいるかを予測することは不可能だ。最初のレースの後、より良いアイデアが得られるだろう。マシンの改善を求めることは終わりのないストーリーだ」現在、F1はメルセデスが一時代を築いており、過去6年間で無敗を誇っている。今シーズンの終わりには7年間で14のタイトルを獲得を目指している。だが、メルセデスの優位性についてキミ・ライコネンは「彼らは無敵だとは思わない」とコメント。「最近のシーズンでは、彼らがチャンピオンシップのトップにいる頻度が高いことは事実だ。レギュレーションが変更され、最近では一貫性が増し、ほとんどのケースで最速になっている。僕たちが明日彼らに勝つことはないと思うけど、彼らにとって勝利は簡単な仕事ではない」キミ・ライコネンは、2007年にフェラーリでF1ワールドタイトルを獲得した最後のフェラーリドライバーであり続けている。フェラーリについて多くを知るライコネンは、チームに欠けているものを次のように語る。「基本的には、もっとスピードが必要だ。そして、より一貫性が必要だ。。それを実現して初めて彼らは状況を変え、チャンピオンシップのために戦うことができる。彼らは彼らが築いてきたすべての歴史に値する。彼らの活躍を祈っているよ」