キミ・ライコネンは、アルファロメオ・レーシングに豊富な経験をもたらしているが、チーム内での役割はフェラーリ時代に担っていたものと変わりはないと語る。キミ・ライコネンは、2つの期間でフェラーリで8年間を過ごしたが、2019年にシャルル・ルクレールに代わってチームを離れ、今年はアルファロメオ・レーシングにリブランディングした旧ザウバーへと移籍した。
今シーズンここまで、キミ・ライコネンはアルファロメオ・レーシングの全13ポイントを獲得しており、彼の経験はチームに重要な恩恵を与えていると考えられている。しかし、キミ・ライコネンは自分は“他チームでの場合と同じように一ドライバーに過ぎない”と強調する。「チームとして、僕たちは僕がいた他のチームほど規模は大きくないと思うけど、僕たちにはツールが揃っている。フェラーリのようにエンジンやギアボックスを製造しているわけではないので少し違いはあるけどね」とキミ・ライコネンはコメント。「純粋な人員の数をビッグチームと比較すれば、僕たちは少ないけど、ギアボックスやエンジンの人員を除けば、僕たちにはかなり多くのスタッフがいると思う」「特定のエリアではもっと多くの人員が必要かもしれないけど、チームはまだ成長しているところだと思っている。彼らがかなり酷い状況にあったのは何年も前のことではないし、短期間で彼らがどれだけ前進したかはかなり印象的だ」「まだ構築の時期だし、僕たちが望んでいる位置にいるためにあらゆることをしているところだけど、僕たちには非常に優れた人材が揃っているし、とにかく微調整を続けて、より優れた迅速な決定をしていく必要がある」「とにかくどんな小さな問題でも解決していく必要がある。それらは結果に大きな影響を与える可能性があるからね。そのすべてを学んでいるところだし、僕の立場はどの年とも変わりはないと思っている」「僕の経験がいくつかのエリアで彼らを助けることができるかもしれないけど、以前と重要さは変わらないと感じている」キミ・ライコネンは、フェラーリ時代と比較して、トラック側でのライトなスケジュールを楽しんでいると付け加えた。「ドライビングに関してはだいたい同じだと思う。もちろん、運転していて、もっとレースに関与できた方がもっと楽しいかもしれないけど、それにはレース毎に多くのことが関わっている」とキミ・ライコネンは語る。「全体的にクルマの外では明らかに自由な時間が多いし、それをより楽しんでいるのは確かだ」「それに雰囲気がとてもいいし、とても満足している。もちろん、もっと良くしたい思ってはいるけど、そうだね、満足しているよ」