キミ・ライコネンは、2019年にマクラーレンに移籍するとの噂について“ナンセンス”で“興味ゼロ”だと語った。今週、Sky Sports は初めとする海外メディアが、マクラーレンが2019年のドライバーとしてキミ・ライコネン獲得を検討していると報じた。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソの来季の動向が明らかになっておらず、その後任探しを始めておりとされており、先週にはダニエル・リカルドに22億円のオファーを出したとの報道もなされたばかり。
そんな中、F1オートリアGPの木曜記者会見に出席したキミ・ライコネンには2019年の噂について質問がなされた。代理人がマクラーレンと話をしたかと質問されたキミ・ライコネンは「彼らと話をしたことはあるのは確かだ。でも、それは過去にあそこにいた頃の話だ」とコメント。ライコネンは2002年から2006年までマクラーレンに所属している。「さっきも言ったけど、僕としては、そういったナンセンスとしか思えないようなことには興味ゼロだ」「そんなに知りたい? 好きなように受け止めればいい。あなたたちが書いている多くのものについて僕たちの意見を聞いているとは思えないからね。どうとでも取ればいいい。イエスでもノーでも勝手にね。通常、あなたたちはそれが事実であろうとなかろうと、自分が決めたことを記事にしているんだからね!」ここ最近はフェラーリと1年のみの契約となっているキミ・ライコネンは、毎年のようにシーズン途中に自信の去就について質問されている。かつては“フェラーリでキャリアを終えたい”と語ったこともあった。フェラーリでキャリアを終えるつもりかと質問されたキミ・ライコネンは「わからないね」とコメント。「2007年にすでにフェラーリでキャリアを終えるつもりだと言っていた思う。もちろん、そうならなそうな時期もあったし、今またそうなりそうな状況になっている。今後どうなるかなんてわからないけど、様子を見てみるつもりだ」「いつものように多くのことが書かれているし、そのようなことにあまりコメントはしたくない。どうなるかはいずれわかることだ。僕を含めてね。成り行きを見守ってこう」2019年について決断に期限を設けているかと質問されたキミ・ライコネンは「いいや。僕はこれまで何度もそのような状況にいたと思う・・・来年までにはわかっているだろうね。僕としてはいつもと変わらない状況だ」と語った。キミ・ライコネンは、2014年にフェラーリに再加入して以降、初年度を除いて毎年表彰台を獲得するパフォーマンスを発揮し、セバスチャン・ベッテルとのポイント差を縮めているものの、いまだ勝利を挙げられていない。今年、ザウバーからF1デビューを果たしたシャルル・ルクレールが、非力なマシンで5戦中4戦でポイントを獲得しており、フェラーリはキミ・ライコネンの後任としてシャルル・ルクレールを昇格させることを検討しているとされている。また、過去にWRCに参戦したこともあり、キミ・ライコネンはトヨタでのWRC参戦についても噂されている。
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