スチュワードは、ドイツGPでのキミ・ライコネン(フェラーリ)とエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)の接触をレーシングインシデントと判断。彼らは処罰を免れた。スーティルの1回目のピットストップ後、ライコネンとスーティルは1コーナーでポジション争いを行い接触。ポイントフィニッシュが期待されていたスーティルは、フロントウイングを破損し、ピットストップを余儀なくされた。この件はレース後の審議対象となっていたが、両ドライバーはお互いにレース事故だと考えており、スチュワードもそれに同意した。
「普通のレースでの出来事だ。僕たちはポジションを守ろうとしていたし、僕は彼をアウトサイドに導こうとしたけど、彼は留まった。残念ながら、僕たちは接触して、彼はフロントウイングを失った。異常なことではない。単なるレーシングインシデントだし、小さな接触だ。でも彼にとってはあまり良くはなかったね」とライコネンは語る。ライコネンとスーティルの事故は、昨年のモナコGPでの一件を思い起こさせたが、ライコネンは偶然なことだと語る。「僕の責任でもないし、彼の責任でもない。確かに去年は僕の責任だったけど、それがレースだ。僕たちはお互いレースをしているし、残念ながら、彼はウイングを失った」