フェラーリのキミ・ライコネンは、F1の燃料制限によってF1アブダビGPではあまりに燃料をセーブしなければならず、“耐久レース”のようで“退屈”なレースだったと述べた。キミ・ライコネンは、レース全体でマックス・フェルスタッペンを抑え、ダニエル・リカルドのリタイアによって4位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権4位でシーズンを終えて、フェラーリドライバーとしての面目を保った。
しかし、キミ・ライコネンは、ヤス・マリーナ・サーキットでは大幅な燃料セーブが必要であり、レースは楽しくなかったと語った。「クルマは大半の時間でかなり良かったけど、正直、レースでやれることはあまりなかった。燃料をかなりセーブしていたからね」とキミ・ライコネンはコメント。「抑え続けようとしていたけど、利用することが許される限界での挑戦だったし、ある意味で退屈なレースだった」「でも、それがルールだし、もっと節約しなければならないレースもあれば、そうでもないレースもある。そうあるべきではない。耐久レースのようだ。仕方ないことだけどね」「それがルールであり、僕たちはそれを尊重しなければならない。でも、レーサーとして誰も満足はしていない。僕たちはレースをしたいからね」キミ・ライコネンは、全ドライバーが同じような状況だったはずだと述べ、燃費を改善する必要があるのはフェラーリだけではないと述べた。「僕たちだけではないと思う。他チームもそうなのは確かだ。他よりも少なくても平気なチームもいるかもしれないし、クルマを走らせるにはあれこれやらなければならないことが常にたくさんある。でも、僕たちが他チームよりも悪いとは思わない」キミ・ライコネンは、レッドブルとのバトルは完全に燃料をセーブすることに支配されていたと述べた。「『彼の後を追いかけるべきだろか?』と考えるときがある。どこかの時点で限界以下になることで痛手を負うのをわかっているからね。まったく楽しいことではない。マックもだいたい同じストーリーだったと思う」「お互いに接近しているのに大丈夫なのように見えるけど、細かく見れば、コーナーの200m手前でリフトしていた」キミ・ライコネンのチームメイトのセバスチャン・ベッテルも第2スティントの開始時に燃料をセーブしなければならなかったと語る。それによってメルセデスのドライバーとの差は広がり、最終的に優勝したバルテリ・ボッタスとは19秒の差が開いた。セバスチャン・ベッテルは、フェラーリのシーズンの締めくくりとしては残念な形だったが、今年のメルセデスとの戦いには満足していると述べた。「今日は見てのとおり、僕たちは十分に速くなかった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「チャンピオンシップ2位が残念だとは思っていないけど、それは僕たちが望んでいるものではない」「全体的に僕たちはとても良い走りをしてきた。もっと多くを手に入れられたとは思わない」関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン