キミ・ライコネンは、フェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールを“将来のスター”だと評している。今年F2に参戦するシャルル・ルクレール(19歳)は、7ラウンドを終えた時点で2位に50ポイント差をつけて首位に立っており、先週のF1ハンガリーテストでは、フェラーリのマシンを走らせて初日のトップタイムを記録した。
2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに加入したシャルル・ルクレールは、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンを間近で見れることは“大きな助け”になっていると語っている。キミ・ライコネンは「チーム全体が彼をサポートしていることに彼が満足しているなら嬉しいね」とコメント。「自分が慣れ親しんでいるのとは異なるクルマを走らせるのは常にトリッキーなことだ」「でも、彼には彼の時間があるし、彼は良い進歩を示している。将来の彼にとっても良いことなのは確かだ」シャルル・ルクレールは、2018年のザウバーのドライバー候補に挙げられている。フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、ルクレールとアントニオ・ジョビナッツィのためのF1シートを見つけることを熱望している。セルジオ・マルキオンネは、フェラーリがジュニアドライバーの進歩を助けるためにザウバーをジュニアチームに変えることを検討している。「もちろん、僕は多くの人々をできるだけ印象を与えていく必要があるし、そのためにベストを尽くしている」とシャルル・ルクレールはコメント。「今年の終わりにチャンスがあれば、両手でそれを積むつもりだ。でも、今はF2に集中している」シャルル・ルクレールは、F1ハンガリーテスト初日に98周を走行し、ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)を0.088秒上回ってトップタイムを記録した。ソフトタイムで記録した1分17秒124というタイムは、2日目にセバスチャン・ベッテルが記録したタイムよりも0.622秒遅いが、ベッテルはスーパーソフトで走行していた。「満足している」とシャルル・ルクレールは語る。「誰かに印象を与えることが常に重要だ。でも、正直なところ、テウトではそれはメインのゴールではなかった」「僕のメインのゴールは、クルマでマイレージを稼いで、彼らのためにベストな仕事をすることだった。彼らが僕について良く知ってくれたことを願っている」