キミ・ライコネンが、2012年の最終戦F1ブラジルGPにむけての意気込みを語った。オースティンでのレースを振り返っていかがですか?オーケーだったけど、僕たちにとってあまり楽な一日ではなかった。スタートが悪かったし、そのあと2コーナーでフォース・インディアと接触して、いくつか順位を失った。クルマは大丈夫だったし、他を何台か追い抜くことができた。
レースで難しかった部分は、曇ってきたときだ。あまりに気温が下がり、タイヤが働かなくなった。そのあと、日が出て再び働き始めた。本当にタイヤ次第だったし、それが全ての差を生んだ。サーキットは良いレースを与えてくれたし、オーバーテイクできる場所も多かった。僕にと手はタイヤの熱を維持することだけが問題だった。ジェンソン・バトンとかなり刺激的なバトルをしていましたね...そうだね。良いバトルだったし、あのようなレースは楽しい。残念ながら、曇ってきて、タイヤがうまく働かなかったときにジェンソンに捕えられてしまった。それがなければ、良い戦いができたと思うし、彼の方がタイヤはずっと新しかったけど、抜かれなかったかもしれない。そういうものだ。僕たちは週末ずっとタイヤに手こずっていた。レース序盤はソフトタイヤで良いタイムを記録していたけど、レース中盤のハードタイヤでは熱を失った。最後は再び良くなったけどね。インテルラゴスの思い出は?それについては疑いようがない。2007年にインテルラゴスでワールドチャンピオンを獲得したのは僕のキャリアで最高の一日だし、この場所にはとても良い思い出がある。全体的に僕に合っている。2003年から毎年ここでフィニッシュしているし、5回表彰台に上がっている。実際、2003年には優勝トロフィーが与えられたけど、そのあと2位だということがわかった。このサーキットではいくつか最高の瞬間があったし、それは誰もが得られることではない。なので、戻るのが大好きな場所のひとつだね。トラックの主なチャレンジは何ですか?サンパウロでうまくやるのは、トラブルのない堅実な週末を過ごす必要がある。もちろん、予選でフロントローになることは非常に重要だ。どこでも強いパッケージということだからね。丘を上るにはエンジンも重要だ。鍵となる要因はダウンフォースだと思うけど、ブレーキング時に安定感のあるクルマも重要だ。急なメインストレートに繋がる最終コーナーをうまく走ることが重要だ。このトラックをどう評価していますか?この種のオールドファッションなトラックは好きだ。インテルラゴスは、スパや鈴鹿と同じグループだけど、チャレンジングだし、反時計まわりでラップを走るので、普通とは異なる。いつも観客の雰囲気がとても良いし、天候が素早く、たびたび変化するので、どんなレースになるかは決してわからない。復帰シーズンでまったくリタイアせずに20戦目を迎えることは嬉しいですか?僕はレースが好きなので、できる限り多くトラックにいられるのは嬉しいことだ。序盤にレースを終えたい人なんていない。僕たちの記録は、チームが信頼性のあるクルマを作れて、僕が運転の仕方をわかっていることを示している。シーズン最終戦はしばらく感覚を味わっていられる最後のチャンスだ。ドライバーが好きなことだ。ヘルメットをかぶり、レースに臨む。クルマに乗るたびに勝利のために戦いたいし、それは少しも異ならない。ブラジルでチームと一緒に良い結果を祝いたい。冬、そしてシーズンにむけて最高のフィーリングを得たいね。
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