キミ・ライコネンとロータスのスタッフ間にステアリング問題をめぐって亀裂が生じる可能性があると報じられている。キミ・ライコネンは、今シーズン序盤からE20のステアリングシステムに不満を述べている。F1モナコGPで、ロータスはキミ・ライコネンのニーズに合わせた特別なシステムを用意したが、木曜日のフリー走行でキミ・ライコネンはアウトラップ1周だけでピットに戻り、その後走行することはなかった。
「彼はそのステアリングでセッションを走ることを検討するよう頼まれたが、彼は拒否し、残りを走らなかった」と Sky Sports のマーク・ヒューズは報告。「チームスタッフは、キミの要求に応えるために手は尽くしており、その結果が彼の気に入るものでなくても、それに適応するのが彼の仕事だと感じている」「だが、キミは自分が必要としているマシンフィーリングを得られるようなステアリングシステムがなければ最高の仕事はできないと感じている」「もっと自分が求めるものを詳細に説明し、エンジニアたちとの時間を過ごし、問題を解決するために努力するか、現状を受け入れて自分を適応させることに専念するかは、ライコネン次第だ」「チームは彼が求めるものを提供するために長い時間を費やしている。それなのに、肩をすくめて『駄目だ、これは良くない』と言って立ち去るは、いいやり方ではなかった」このレポートにより、ロータスはキミ・ライコネンのステアリング問題を解決ることを“諦める”寸前だという推測を生んだ。だが、ロータスの関係者は「我々は、キミが好みにあったステアリングシステムの開発の微調整を“諦めた”というわけではない」とそれらの推測を否定した。