キミ・ライコネンが、F1中国GPの予選を振り返り、4番グリッドからスタートする決勝レースへの展望を語った。キミ、これまでのシーズンで最も力強い予選結果でしたね。パフォーマンスを終えた気分はいかがですか?予選は5番手はOKだけど、僕たちにペースは望んでいたほど良くはない。ルイス(ハミルトン)がペナルティを受けたことで4番手からスタートすることになるので、結果としては悪くない。
でも、タイムはもっといいはずだった。1回目のラップの後に改善を試みたけど、1コーナーで少し膨らんでしまった。ちょっと前のマシンに近づきすぎたのかもしれない。でも、実際に今日はマシンの最大限を引き出していたと思う。ある意味、それほど悪くはないけど、ニコ(ロズベルグ)とのギャップには落胆している。まぁ、このようなときもあるさ。少なくともスタートではポジションをキープして、レースで前進したい。これまでの週末でマシンは期待に応えていなかったと言いましたね。どの部分を改善する必要があると思いますか?ストレートとコーナーでタイムを失っていたと思うけど、一番はダウンフォースが不足しているということだ。もっとダウンフォースがあれば、グリップも多くなる。ハンドリングは問題ないけど、望み通りにハードに攻めることができていない。涼しい天候は助けにはならなかったし、Q3ではかなり気温が下がっていたので、それがスピードに差を生んだ。明日は暖かくなりそうなので助けになるだろうけど、それは他チームにとっても助けになるだろう。これまで僕たちのマシンは良いペースがあったので、明日再び様子をみてみるつもりだ。もちろん、雨が降れば全員がゼロからスタートする必要があるので、公平な戦いになるだろう。今週末のために持ち込んだアップグレードパッケージはマシンのパフォーマンスにどれくらい影響を与えていると思いますか?いくつか新しいパーツを試したけど、残念ながら期待通りには働かなかった。なので、現在のマシンはだいたいマレーシアで走らせたセットアップに戻している。前進を続けられるようにすぐにアップグレードを働かせられることを期待している。他チームが改善し、僕たちはそのままというような状況は望ましくない。僕たちはペースは前回のレースほど良くはないけど、新しいパーツを働かせる方法を見つけられれば、そこにたどり着けると確信している。タイヤは週末の大きなトピックだと思います。フロントの摩耗が高く、熱入れが困難なことはパドックの共有の不満の種です。どう考えますか?タイヤには大きな問題は抱えていない。コンパウンド間の差は明らかだけど、それは全員にとって同じことだし、天候もそれに影響する。特にロングランをしていないので、レースでタイヤがどのように機能するかを言うのは難しい。どれくらい暖かいかによる。涼しいときは望んだようにタイヤを働かせることができないけど、一旦トラックが暖まれば問題はない。予選でポジティブだったのは、最後のタイヤセットでタイムアタックをしなかったことだ。完全な新品ではないけど、摩耗はほとんどないし、スタートでは助けになるだろう。あなたはセクター1でファステストタイムを記録していましたね。マシンに完全に満足していないにも関わらず、そのような結果はレースに向けていくつか楽観的に捉えられますか?僕たちがセクター1で最速だったことには驚いている。特に速いとは感じていなかったからね。ある意味、今日はポジティブな光が見えた。マシンが望み通りに機能していなくても予選5番手に入れたことは実際にはかなり有望だ。特に僕たちはこのトラックでは以前のサーキットのように強くないからね。ポールタイムを考えなければ、僕たちは前のマシンにそれほど離されてはいないので、それには満足していいと思う。最初の2つのグランプリのように力強いポジションにいるかはわからない。僕たちがこれまでで最も高いグリッドにいるのは不思議だ。でも、僕たちに何ができるか様子をみてみるよ。