フェラーリは、次戦イギリスGPでキミ・ライコネンのエンジンを交換するようだ。ライコネンのマシンは、フランスGPのレースで右側のエキゾーストが破損し、ボディワークに穴があくダメージを負った。幸いにも、ライコネンは2位でレースをフィニッシュした。エキゾーストのトラブルがなければ、圧勝していたであろうライコネンは、レース後にエンジンのパワーが低下し、終盤にはエンストしそうだったと語った。
フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、レース後、記者たちに次のように語っている。「次のレースで(あのエンジンを)使うというのは少し無謀だ。まだわからないが、交換する可能性は高いだろう」現在のF1では、エンジンの2レース使用が義務づけられており、ライコネンのエンジンはシルバーストンでも使用される予定だった。しかし、今年のルールでは、各ドライバーは一度だけ、ペナルティなしで予定外のエンジン交換を行うことが認められており、ライコネンはイギリスGPでエンジンを交換しても、ペナルティを受けずに済む。