キミ・ライコネンが、負傷したロバート・クビサの代役としてロータス・ルノーGPのリストのトップにいると噂されている。日曜日にラリーで大怪我を負ったロバート・クビサは、7時間にわたる手術によって右手の切断という最悪のシナリオは免れたが、今シーズンを欠場することはほぼ確実とみられている。
3月13日のバーレーンでの開幕戦にむけ、ロータス・ルノーGPは代役を見つけるためのいくつかのオプションがある。キミ・ライコネンは、2011年に自身のチーム「ICE 1 Racing」でシトロエンを走らせることを発表しているが、ロータス・ルノーGPにとって2007年のワールドチャンピオンの起用は完璧なチョイスといえる。だが昨年末、キミ・ライコネンは今年のF1復帰についてルノーと対立しており、またサラリー面の問題もある。F1から離れていたことで2009年末にフェラーリから貰っていたとされる2,500万ポンド(約33億円)よりも市場価格は下がっているとは思われるものの、最大のライバル企業であるシトロエンとの契約を買い取らなければならない可能性があり、3年前の額を上回る可能性もある。一方で、ニック・ハイドフェルドもロータス・ルノーGPにとっては安全な投資オプションといえる。定期的にレースで優勝することはなさそうだが、ハイドフェルドはポイントを獲れるドライバーであることを証明している。そのためルノーの目的が負傷したクビサの代わりに可能な限り多くのポイントを獲得することであり、ハイドフェルドがそれを受け入れれば、現在市場に出ているドライバーのなかでもトップに位置するドライバーといえる。R31の発表会でブルーノ・セナがリザーブドライバーであることが確認されているが、エリック・ブーリエはクビサの穴を埋められるより確立された“名前”を探しており、手頃な価格でライコネンの契約を買い取る方向で交渉が始められたとみられている。
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