ピレリの2011年F1タイヤは、現在ブリヂストンがF1に供給するタイヤより1秒しか遅れていないとピレリ側は述べている。ピレリは、2011年からブリヂストンに代わってF1にタイヤを供給すべく、2009年のトヨタ TF109を使用してトラックテストを実施している。モンツァで行われたテストで、ニック・ハイドフェルドはTF109で今年のF1イタリアGPのラップタイムからおよそ3秒遅れだったとされている。
「これまでの結果は非常に有望だ」とピレリのフランチェスコ・ゴリCEOは motorline.cc に述べた。「我々が現在のクルマとして開発されていない2009年マシンを使っていることを考えれば、現在、既存タイヤからは1秒しか遅れていない」テストを担当したニック・ハイドフェルドは「来年は良いタイヤがあると思う」とコメント。「これまでのところ、信頼性はあるし、技術的な問題もまったくない。グリップレベルはレンジ内になるので、今のところポジティブだと思う」