ピレリは先週末、ポールリカールでF1タイヤのプロトタイプをテストした。2011年からブリヂストンに代わってF1にタイヤを供給するピレリは、すでに来年用のラバーの設計に入り、多くの作業を行っている。初のトラックテストは、プロトタイプタイヤを装着したGP2マシンで実施された。テストを担当したドライバーは明らかになっていない。
「我々はGP2カーで初期テストを開始しており、ポールリカルドで初走行を行った」とピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは述べた。「非常にうまくいったし、我々は初テストでの製品のパフォーマンスに非常に満足している」報じられたところでは、ピレリはさらなるテストにトヨタのF1シャシーを使う可能性があるとされ、テスターには中嶋一貴を起用するとも言われている。「2010年のトヨタはプレシーズン(テスト)を行っていない。しかし、2009年マシンは可能性がある」とポール・ペンベリーは語る。「来週には、アブダビでのチームによる公式テストまでにどのクルマをテストに使うかわかるだろう」