ピレリは、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPと第10戦 F1ロシアGPのタイヤ配分を発表した。ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは5種類となり、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分される。
フェラーリF1の1000回目のグランプリとしてイタリアのムジェロ・サーキットで初開催される第9戦 F1トスカーナGPではC1、C2、C3と最も硬いレンジのタイヤが選択された。ムジェロ・サーキットは、一周5.245kmのハイスピードコース。MotoGPでは下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころとなっている。ソチ・オートドロームで開催される第10戦 F1ロシアGPでは、C3、C4、C5という最も硬いコンパウンドを選択。C5はシーズン初登場となる。各F1ドライバーには、週末に合計13セットが用意される。昨年までとは異なり、新型コロナウイルスの影響を受けてカレンダーがまだ未確定の今季は、F1ドライバーは各イベントでハードの2セット、ミディアムの3セット、ソフトの8セットと同じタイヤを割り当てられる。各F1ドライバーは予選Q3のためにソフトを1セット残さなければならず、トップ10に入ったドライバーはその1セットを返却するが、残りのドライバーはそれを保持できる。決勝ではミディアムとハードを1セットずつ残しておかなければならず、そのうちどちらか1セットを使用することが義務付けられる。
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