ピレリは、2019年 F1アブダビGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリはアスファルトが滑らかなヤス・マリーナー・サーキット向けにC3(ハード/ホワイト)、C4(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という最も柔らかいコンパウンドが選択している。3強チームでは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のみがソフトタイヤでスタートし、それ以外のドライバーはミディアムタイヤでのスタートとなる。
ピレリによるとF1アブダビGPでの最速のタイヤ戦略はソフト-ハードとつなぐ1ストップ。7~14周目でのピットストップが予想されている。2番目に最速の戦略はミディアム-ハードとつなぐ1ストップで、その場合は10~18周目でのピットストップを予想している。マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者) 「ピットストップウインドウが広いため、明日は戦術的なレースになるだろう。その戦略もすでに始まっており、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは他の上位勢と異なるアプローチを取ってQ2ではソフトタイヤを選んでいる。ミディアムを使うドライバーは第1スティントを長く走ることができるが、トップ10グリッドの大半を占めるソフトのドライバーはスタートで速く走れる。レースコンディションではミディアムとソフトのパフォーマンス差がラップあたり0.5秒前後になるはずだ。それによっておもしろい展開になりそうなので、最終的な違いを生み出すには戦略にかかっていると言えるだろう」
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