F1チームは、2018年のF1タイヤに戻すことについてF1オーストリアGPの金曜の午前中にFIAとピレリと正式に議論する。今シーズン、ピレリはトレッドの薄いタイヤを導入。しかし、メルセデスのみが機能させることができており、多くのチームがメルセデスの優位性が拡大していることに懸念を示している。
F1チームはそれぞれに議論を行っているが、F1フランスGPではファンのためにタイヤを変更する必要があるとの信念が強まった。このような状況により、FIAは正式に会議を招集。ニコラス・トンバジスが、F1オーストリアGPのフリープラクティスセッション前に夏休み以降に変更を加えるために必要な多数の指示があるかを核にする。ピレリは、2018年に発生したオーバーヒートとブリスターの問題を解消するためにトレッドの厚さを0.4mmへ減らした。だが、副次的な影響として、タイヤの作動ウインドウが高くなり、フェラーリやハースのようなチームはタイヤを正常に機能させることに苦労している。メルセデスは歴史的にタイヤのオーバーヒート問題に苦しんでおり、いくつかのチームは作動温度の変化がメルセデスに有利に働いたと考えている。ピレリは、変更に対するチームからの声を認識していたが、2018年仕様のタイヤに戻すためには正式な要求があるまで何もでいないと繰り返し述べていた。F1のルールの元ではタイヤの仕様変更は10チーム中7チームのサポートが必要となるが、その数に達する保証はない。フェラーリ、レッドブル&トロロッソ、ハースは変更を切望しているが、アルファロメオとルノーはシーズン中の変更を留保している。メルセデスは反対するだろう。そして、マクラーレンも2019年タイヤをうまく機能させられているため、変更について反対する可能性がある。ウィリアムズとレーシングポイントはエンジンサプライヤーのメルセデスとの密接な関係があるために、メルセデスに歩調を合わせると考えられている。すでにウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、2019年のF1タイヤをうまく機能させられていることを示唆している。会議で7つのチームが支持しているとの結論に達した場合、ピレリが8月の終わりのF1ベルギーGPで新しい仕様のタイヤを投入することになると考えられている。先週末のF1フランスGPで意見を求められたメルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、チームがスピードを落とすためにルールを変更しようとするのは間違っていると感じていると述べた。2018年仕様のタイヤに戻すという提案について質問されたトト・ヴォルフは「スポーツを正しく理解していないと感じる人が、タイヤの交換を試みるのは当然のことだ」と Autosport にコメント。「F1はルールを変えるべきではないというのが私のスポーツマンとしてのアプローチだ。他よりもうまく対処できるものは出てくる」「傲慢な意味ではない。それどころか、これは容赦ないハイテクスポーツだ。我々はセットアップの問題を克服するために冬の間にかなり頑張ってきた」
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