2018年 F1世界選手権 第16戦 ロシアGPでの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式サプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、ソチ・オートドロームにシンガポールと同様に最も柔らかいハイパーソフト(ピンク)からウルトラソフト(パープル)、そして、スーパーソフトを飛ばしてソフト(イエロー)という3種類のタイヤを選択した。
ソチ・オートドロームは、多様なコーナーが存在する中速サーキット。中には、3つのエイペックスを持つイスタンブールパークのターン8を思い起こさせる、右フロントタイヤが酷使される左回りコーナーもある。合計12の右回りコーナー、6つの左回りコーナーが存在し、ターン1と2の間の650mのストレートでは、マシンのトップスピードは約320km/hに達する。平均ラップスピードが約215km/hのトラックレイアウトは、サーキットの建設で有名な建設家ヘルマン・ティルケが設計した。3強チームでは、メルセデスがハイパーソフトを7セット、ウルトラソフトを4セット、ソフトを2セットと最も保守的なタイヤ選択を実施。対するフェラーリは、3セットのウルトラソフトを中心に、ドライバー毎にハイパーソフトを8 or 9セット、ソストを1 or 2セットという選択となっている。レッドブルもフェラーリとほぼ同じでハイパーソフトを9セット、ウルトラソフトを3セット、ソフトを1セットという選択をしている。最も極端な選択をしたのがルノー。全チームでハイパーソフトを最多の10セット選択している。トロロッソ・ホンダは、ハイパーソフトを8セット、ピエール・ガスリーがウルトラソフトを4セット、ソフトを1セット、ブレンドン・ハートレーがウルトラソフトを3セット、ソフトを2セットと分けている。F1ロシアGPはで9月28日(金)~30日(日)に行われる。
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