ピレリは、F1カナダGPの決勝レースにむけて各ドライバーが残しているタイヤ数を発表した。トップ10ドライバーは、全員がウルトラソフトでレースをスタート。メルセデス、フェラーリ、ウィリアムズの残りタイヤは全く同じ状況となっている。F1カナダGPでは、レース中にウルトラソフトとソフトを少なくとも1回は使用しなければならない。逆にスーパーソフトの使用義務はない。
11番手スタートのセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、12番手スタートのジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)が新品のウルトラソフトを1セット余らせている点が興味深い。ルノーとハースは、まったくスーパーソフトタイヤを選択しないという作戦に出たが、ルノーがウルトラソフトを大目に余らせている以外は大きなアドバンテージはなさそうだ。ただし、レース3時間前にはモントリオールに雨が降っている模様。ウェットとなれば、使用義務はなくなり、タイヤ戦略も大きく変わることになる。関連:2016 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール