ピレリが、F1ベルギーGPの予選を振り返った。F1ベルギーGPの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、Cinturato グリーン・インターミディエイトタイヤを使用してポールポジションを獲得し、スパにおける過去6年で6人目のポールシッターとなった。メルセデスが他のライバルチームに対して約2秒のペースアドバンテージをキープして、ニコ・ロズベルグがトリッキーなコンディションの中、チームメイトのルイス・ハミルトンを抑えた。
予選前に激しいレインシャワーがあり、気温10℃、路面温度19℃のフルウェットコンディションでのセッション開始となった。Q1開始時は、インタミディエイトタイヤとフルウェットの両方が使用されていたが、セッション終了までに全ドライバーがインターミディエイトに移行した。Q2に進出した全チームもインターミディエイトを使用した。セッション終了間際、トラックがわずかに乾いた状態となり、多くのドライバーが自己のタイムを更新した。Q3で速いタイムを計測する鍵は、セッションのできるだけ遅い時間帯でフィニッシュラインを越えることだったが、スリックタイヤに移行するほどのドライコンディションには至らなかった。ポールポジションは、セッション終了直前、メルセデスの両ドライバーによる緊迫したバトルでの決着となった。本日の雨によって、全チームが降るアロケーションの新品スリックタイヤを明日の決勝用に持っていることになる。メルセデスは予選でtップ2を独占したが、FP3では2台ともトップ2に入ることができなかった。ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)「ウェットコンディションでの予選でしたが、明日の決勝はドライレースが予測されているので、今日得られたデータが明日の決勝への関連性を持たないこともあり、各チームは難しいタスクに直面します。今回の予選での課題は、通常のウェットコンディションへの対処とは異なり、サーキットのある部分が非常にウェットであっても、他の部分がそれよりもドライであるといった副z綱コンディションに対処することでした。このような状況下で良く見られるように、速いラップタイムを計測するタイミングが決定的となるエキサイティングな予選となりました。決勝では2ストップを予測していますが、スピードに自信のあるチームは3ストップに挑んでくるかもしれません。予選でスリックタイヤが全く使われませんでしたので、明日の決勝では、各チームはあらゆる選択肢を可能にする新品スリックタイヤを持っていることになります」関連:F1ベルギーGP 予選:ニコ・ロズベルグがポールポジション
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