ピレリが、F1カナダGPの予選を振り返った。最高気温27℃、路面温度40℃超えの暑いコンディションで行われたF1カナダGPの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、P Zero レッド・スーパーソフトで1分14秒874を記録し、キャリア通算7回目のポールポジションを獲得した。今回も、ロズベルグとチームメイトのルイス・ハミルトンとの愛大でポールポジション争いが展開され、ハミルトンは2番グリッドを獲得した。
メルセデス、レッドブル、ウィリアムズの両ドライバーは、スーパーソフトを使用することなくQ1を通過し、Q2とQ3でスーパーソフトを使用。上記3チームの両ドライバーとフェラーリのフェルナンド・アロンソは、Q3で2セットの新品スーパーソフトを使用できる状況だった。午前中に行われた最終フリー走行(FP3)では、ハミルトンが最速タイムを記録し、ウィリアムズのフェリペ・マッサが2番手タイムを記録。マッサはスーパーソフトを使用したが、ハミルトンはソフトタイヤで最速タイムを記録した。ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)「予選での気温が非常に上昇したため、各チームがセットアップ作業を行った機能のフリー走行時のタイヤ動作との違いが見られました。当然、タイヤ戦略にも影響を及ぼすことが予想されます。しかし、マシンに依存しますが、決勝では大半のマシンが1〜2回のピットストップになると思います。これは、高い気温の下、ヘビートラクションが要求されるサーキットで、ソフトタイヤでさえもペースの下降がごくわずかであったほど、摩耗とデグラデーションのレベルが低かったことから想定されます。予選でもすでに多くの戦略が展開されました。また、スピードが速いスーパーソフトよりもソフトお方がマシンに合っているようなチームもありました。その結果、タイムが非常に僅差となりました。明日の決勝でも同様のことが見られるでしょう」関連:F1カナダGP 予選:ニコ・ロズベルグが2戦連続ポールポジション