ピレリのタイヤテストで、ニコ・ロズベルグが時速320kmで走行中にタイヤがバーストしていたことが発覚したが、ピレリは2014年タイヤが安全であることを強調した。バーレーンで17日〜19日の3日間にわたって実施されたピレリのタイヤテストには、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、トロ・ロッソの4チームが参加。2014年タイヤの作業を行った。
ニコ・ロズベルグは、最終日午前の作業中に時速320kmでバーストしたことを自身のTwitterで明かしたが、該当ツイートはすぐに削除されていた。ピレリは、テスト後に声明を発表。ニコ・ロズベルグのマシンに装着されたタイヤがバーストしたことを認めたが、2014年のレースで使われることはないと説明し、タイヤの安全性には「何ら問題はない」と強調した。「バーレーンのタイヤテストは、来シーズンに向けて最も適切なソリューションを見いだすことを目的であり、構造やコンパウンドに関しては完全に革新的なものを含め、複数のプロトタイプを評価した」とピレリは述べた。「今朝、ニコ・ロズベルグのメルセデスに装着されていたのは、それらのプロトタイプのなかのひとつであり、研究所でテストしただけのタイヤだった。今後、使用することはない。したがって、来年のチャンピオンシップで供給されるタイヤの安全性には何ら問題はない」「ロズベルグのマシンに発生した件は調査されており、調査結果はFIAとチームに伝えられることになっている」ピレリは、2013年のF1イギリスGPでタイヤバーストが多発し、後半戦にタイヤ構造を変更していた。