ピレリが、2013年 開幕戦 F1オーストラリアGPが開催されるアルバート・パークでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。今週末、オーストラリアでF1の2013年シーズンが開幕する。ピレリは、新型P Zero ホワイト・ミディアムとP Zero レッド・ソフトコンパウンドを供給する。この組み合わせは、アルバート・パーク・サーキット用としては初めてとなる。
今年のコンパウンドは昨年のものよりも全体的に軟らかく、そして速くなっているが、昨年同様、レースあたり2〜3回のピットストップが予想されている。1996年以降、F1シーズン開幕の舞台となっているメルボルンは、グリップレベルが低い半常設サーキットで、週末にラバーが乗るにつれて路面が徐々に改善する。ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)「12日間のプレシーズンテストを終え、ついに我々の2013年型コンパウンドでのレースが始まります。新型タイヤは、昨シーズンを通してプライベートテストで開発されたもので、これまでで最も性能志向のタイヤです。プレシーズンテスト期間は寒いコンディションだったため、新型タイヤのベストな性能を示すことができませんでしたが、アルバート・パークでは期待通りの性能を示し、2〜3回のピットストップになると思います。シーズンの開幕はいつも大変エキサイティングです。プレシーズンテストを見る限り、開幕7戦で優勝者が誕生した昨年同様、かなり接戦となりそうです。2013年型タイヤは、全てのコンパウンドとタイヤ構成が変更されており、ドライバーたちは作動温度領域とピーク性能のウィンドウがともに拡大されたことに気付くでしょう。コンパウンド間の性能差も大きくなっているため、各チームにとって、スピード差を利用してアドバンテージを得る戦略を使用する機会が増えると思います」ジャン・アレジ (ピレリ・ブランド・アンバサダー)「昨年同様、間違いなく非常にエキサイティングになるであろうシーズンの開幕をピレリのブランド・アンバサダーとして迎えられることを光栄に思います。アルバート・パークは、ドライバーとしてエンジョイしたサーキットです。グランプリ開催地がアデレードから変更された年から走ってきましたが、ここは他には類をみないサーキットです。モナコに似た市街地サーキットのようなセクターもあれば、バルセロナのような常設サーキットに似たセクターもあります。特徴のあるサーキットであることや、シーズンのスタートで各チームがマシンやタイヤについてまだ学習中であったりすることで、メルボルンの結果を予想することは難しいと思います。今年のタイヤは非常に興味深く、特に予選では積極的にアタックするドライバーが特別なことを達成できるタイヤだと思います。もしドライブする立場だったら、間違いなく大好きなタイヤです!」
全文を読む