ピレリは、予選での走行制限を防ぐために同社とF1チームが協力していく必要があると述べた。F1日本GPの予選Q3では、タイヤを温存する目的で4名のドライバーがタイムを記録せず、タイヤの皮むきのための走行だけで予選を終えた。チームがこのような戦術をとるのは初めてではなく、ピレリのモータースポーツ・ダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、そのような行為がサーキットに応援にくるファンを裏切っているのではないかと考えている。
「解決に至るためにチームと取り組んでいくのは我々がやるべきことだと思っている」「我々はファンからショーを奪っている。彼らは今日ここに来るために高いお金を払っている」「チームを批判しているわけではない。チームがなぜそうするのかは理解しているからね。彼らは最高の結果を得るために規約を使っている。なので、そういうわけではない。でも、我々はもっと広い視野で検討しなければならないし、我々全員が解決策を見つけるために共に取り組んでいなかければならない」「ここ数日間、我々はいくつかのチームと協議していた。韓国ではなにかを準備して、解決昨に取り組み始められることを願っている。我々はチームからのどんな提案にもオープンだ。我々全員がなにかをする必要があると認識していると思う」ポール・ヘンベリーは、問題を解決する方法はいくつかあると考えている。「より多くのタイヤを与える、他の解決策を見つける、予選タイヤを導入する、Q2タイヤをQ3で使うことをチームに義務付ける...検討することができるアイデアは多数ある」「もちろん、それらの全てにはポジティブな面とネガティブな面がある。決してパーフェクトな解決策などないが、机に座り、誰にとっても好都合である方法を見つけていけると思っている」