ピレリは、バーレーンのサキール・サーキットで5日間にわたるテストを完了し、年内のテストプログラムを終えた。テストではペドロ・デ・ラ・ロサとロマン・グロージャンが走行を担当し、ピレリのテストチームは合計で3,000kmを走破。ピレリは、今回のバーレーンテストで、アブダビでの2日間の公式テストを除き、プライベートテストだけで10,000km以上を走破したことになる。
バーレーンテストは砂嵐に妨げられはしたが、ピレリの新しいF1タイヤのコンパウンドと構造を洗練させることに焦点が置かれた。「今回は、世界のどこにいようとも気まぐれな天候が様々なカタチでやってくることを示したと思う」とピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーはコメント。「しかし、F1は予想外のことを予想することが重要であり、我々はテストを延長することによりこのような素早く変化する状況に反応することができた」「時間を延長することによって、おそらく当初予定していたよりも多くの作業を実施することができたので、最終的にすべては非常にうまくいった。我々は全てのドライタイヤレンジを走らせたし、8月にムジェロで初めてF1タイヤを走らせてから5カ月で今いる地点に到達したことは、我々のチームメンバー全員の責務と能力の素晴らしい証明だ」「我々は2つの異なるフォードバックを比較できるように2名のドライバーを走らせた。彼ら二人ともがテストの最後に同じようにポジティブなこと言っていたという事実は、我々が果たした進歩を明らかに示すものだ。まだやらなければならない作業はあるが、自信をもって2011年に向かえる」ピレリは、1月9〜10日にバーレーンで2011年のテストを開始し、その後1月15〜18日の3日間アブダビでテストを行う。
全文を読む