ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、F1チームによる2011年のタイヤの初テストを終え、来シーズンのスタートに自信をみせた。ピレリは、トヨタTF109による広範囲なテストを行っていたが、今回のアブダビでの2日間のテストが、F1チームが自分達でピレリタイヤを走らせる初めての機会となった。
来月のバーレーンで予定されているテストに向けて、今回収集したデータをもとにコンパウンドにはさらなる変更が加えられることになるが、ポール・ヘンベリーはピレリタイヤの進歩に満足していると述べた。ピレリは2011年の開幕戦にむけて準備ができていると確信しているか質問されたポール・ヘンベリーは「その通りだ。ショッキングなことも、サプライズや災害もなかった。実際、ここでの結果は励みになることしかなかったし、そういった点では目標通りだった」とコメント。これからピレリは12チームが2日間にわたって収集したデータを分析。2011年シーズンに使う4種類のタイヤの使用を確定させるために、バーレーンでペドロ・デ・ラ・ロサが4日間のテストを行う。「我々にはコンパウンド選択のための非常に良い指標がある。今回のテストと来月のバーレーンでの作業を終えれば、それぞれのサーキットでの理論的なチョイスに関するかなり良いアイデアを得られるだろう」「しかし、実践的な結果は、異なるコンディションや気温でのトラックで走ったときに答えが得られる。しかし、それは経験の一部であり、時間とともにやってくるものだ。それほどかけ離れているとは思っていない」
全文を読む