ピエール・ガスリーが、スーパーフォーミュラ最終戦に参戦することへの思いを語った。今年、TEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦するピエール・ガスリーは、F1マレーシアGPでトロ・ロッソから念願のF1デビュー。続く、日本GPでもF1を戦ったが、今週末のF1アメリカGPとスーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿は日程が重なっていた。
ピエール・ガスリーは、スーパーフォーミュラでランキングトップの石浦宏明から0.5ポイント差の2位につけており、タイトル獲得の可能性を残している。「スーパーフォーミュラ最終戦出場については、レッドブルとホンダが決定した」とピエール・ガスリーは説明。「途中意見を求められたが、どちらもエキサイティングだなと思っていた。F1でオースティンを経験することも、スーパーフォーミュラでチャンピオンシップを争うことも、どちらも素晴らしいオプションだと考えていた」「どちらも僕にとってはプラスになるなので、レッドブルとホンダに任せることにした。ピエール・ガスリーが、スーパーフォーミュラ最終戦に参戦、不参戦と情報が錯そうしたことについて、ランキングトップの石浦宏明は「一喜一憂したに決まってるじゃないですか(笑)」とコメント。「メディアの人たちからも、最終戦はこうなりそうですねとかいろいろ聞かれたんですが、聞かれすぎて『もう出てくれよ!』と思いました」「ガスリーが出てないからチャンピオン獲ったと言われたくないし、彼がチャンピオン獲ったとしても戦った結果なので、そのほうがファンの方たちに対しても、メディアの方々にも、やっている僕らもスッキリするし、どちらにしても良い戦いができたと思えると思うし、出てくれて良かったなと素直に、本当に思っています。実はチームの皆もそう思ってたらしく、『そのほうが勝っても負けてもスッキリだね』って言ってます」最終戦にむけて、ピエール・ガスリーは「シーズン序盤は少し苦戦したところもあったが、徐々に調子も良くなり慣れても来た」とコメント。「クルマの改善も順調に進んだし、苦しんでいた原因も見つかってきたので、チームのハードワークのおかげだと思っている。素晴らしいチームワークがこの結果に繋がったと思っている。結果もどんどん良くなった。予選では速さを見せることができていないが、前戦で予選3番手を獲得することができたし、決勝レースの結果にはとてもも満足している」「最終戦までチーム無限で走れることを光栄に思っているし、今週末もベストを尽くして頑張りたいと思う。雨の予報だがドライバーにとってはとてもエキサイティングになるので、力一杯戦って楽しく、いい結果を出したいと思っている」一方、石浦宏明は「去年はタイヤが変わって、浮き沈みの激しいシーズンでしたので、今年はなるべく安定して上位で走りたいと思い、開幕から準備してきました」とコメント。「決勝では毎回速さは出せていると思いますが、ここ数戦予選で前に行けないレースが続いていました。シーズン通していろいろなセットアップを試していく中で、クルマの仕上げ方など新たにわかってきた部分もあるので、最終戦はしっかりドライで勝負したい気持ちを持っていました」「『安定している』と言われるのがあまり好きではないので、最後はきっちり速く走って決めたいなと思いますし、最終戦はボーナスポイントの関係からしっかり結果を出さないとチャンピオンは獲れないと思っています」「一昨年チャンピオンを獲りましたし、天候もこのような状況なのでそこまでプレッシャーは感じていません。どんな天候でもベストを尽くしてやるだけかなと、全力で最後まで戦いたいと思います」関連:【スーパーフォーミュラ】 最終戦 鈴鹿:8人に逆転タイトルの可能性
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