ピエール・ガスリーが、初めてのスーパーフォーミュラの合同テストを振り返った。GP2チャンピオンのピエール・ガスリーは、今年ホンダエンジンを搭載するチーム無限からスーパーフォーミュラに参戦。レッドブルカラーのマシンが注目を集めたが、それだけでなく、乗ったばかりのマシンで総合3番手タイムとなる1分35秒585を記録し、高い順応性をみせた。
ピエール・ガスリーは「実際のレース距離まではいかなかったけど、午前中は重いタンクでレースシミュレーションを行った。初めてのレースモードだったけど、第一印象はとても良かったし、興味深かった。もっと進歩できる部分もあると思う」とコメント。「午後は何度かスタート練習も行った。ターボエンジンなのでGP2とはちょっと感触が違うし、そこはもう少し練習しなければならないと思っている」「予選シミュレーションのニュータイヤでのペースはとても良かったと思う。最初のセットでは37秒フラット、2セット目は36秒2だったけど、多くのミスをしてしまったし、完璧ではなかった。でも、最後のセットではコンディションもクルマのセットアップも良くかった、良いタイムを出せた。もっと煮詰めていける部分もある」「でも、昨日と比べて、クルマはかなり良くなっているし、僕のドライビングスタイルに合ったセットアップが見つかってきた。乗っていて快適に感じるし、プッシュするための自信も持てた。それがこの2日間で最も重要なことだったと思う」「次のテストに向けて、多くのデータを収集することができた。これからチームはたくさんの解析作業をしなければならないだろうけど、色々なことを試せて良かったと思う」「この選手権のレベルは予想通り高いし、アンドレや一貴、関口、国本といった僕よりも経験のあるドライバーたちを倒すのは簡単ではないと思う」「それにトヨタ勢はとても強そうだ。彼らの平均タイムが僕たちよりもちょっと速い理由を理解し、次に向けて進歩させなければならない」「今回のテストは路面コンディションがとても良かったし、このクルマはこれまで思っていた以上に速くて楽しめた。今日の午後は“クレイジー”と言っていいくらい速かった。特にセクター1のコーナーセクションは素晴らしいスピードだし、正確に自分のラインを外さずにトレースしなければならなかった。それにとてもアグレッシブに攻めることができた」「本当に楽しかったし、次の富士のテストが待ち切れない」