ピエール・ガスリーは、2026年F1レギュレーション導入という大転換期を前に、キャリアでも前例のないシーズンを迎えようとしている。F1参戦10年目、アルピーヌでは4年目となる2026年は、シャシーとパワーユニットの両面で全面刷新が行われる年だ。バルセロナで行われたチームの2026年シーズンローンチイベントで、ピエール・ガスリーは、新時代F1に対する率直な思いを語った。
「僕のキャリアの中で、ここまでマシン全体が大きく変わるのは初めてだ」2026年マシンA526は、サイズ、重量、空力コンセプト、そしてパワーユニットの電動化比率に至るまで、従来のF1マシンとは大きく異なる特性を持つ。ガスリーは、この未知の領域に踏み込む感覚を前向きに受け止めている。「もちろん、誰もが未知の領域に入っていく。でもドライバーとして、僕はそれをとてもエキサイティングだと感じている」アルピーヌF1は、過去1年にわたってシミュレーターを中心に新レギュレーションへの準備を進めてきた。ガスリーもその開発プロセスに深く関わっている。「この地点にたどり着くまで、チームにとっては長い道のりだった。新しいレギュレーションに向けて、この1年間シミュレーターで懸命に取り組んできたし、エンストンの全員がベストなパッケージを作るために本当にハードワークしてきたことを知っている」もっとも、シーズン序盤の結果に過度な期待は寄せていない。「来週のシェイクダウンから始まる最初の数週間で見えるものは、最終形ではない。走るたびに学び、パッケージ全体を開発し続けていくことになる」「自分自身に具体的な期待は設定していない。チームと一緒に本当に懸命に取り組み、改善すべき部分を理解し、1日ずつ前に進んでいくだけだ」現実的な姿勢を保ちながらも、ガスリーの言葉には確かな自信がにじむ。「今の正直な気持ちは、A526の準備に関して、チームがすべてのマイルストーンを達成したことへの大きな誇りだ」