ピエール・ガスリー(アルピーヌF1)は、直近3シーズンにわたりルノー製パワーユニットを使用してきた立場から、ヴィリー=シャティヨンで開発・製造に携わった人々への敬意を示し、同PUに向けられた批判は「正当ではない」と語った。一方で、2026年からのメルセデス製PU導入に向けては、大きな期待と興奮を隠さなかった。
ヴィリー=シャティヨンへの感謝と批判への違和感「まず最初に、ヴィリー=シャティヨンでエンジンに携わったすべての人たちに感謝を伝えることが、僕にとって重要だと思っている。」「多くの雑音があったが、懸命に働き、ベストを尽くしてきた人たちに対して、あれほどの批判は本当にふさわしくないように感じている。」メルセデスPUへの期待と2026年への視線「僕たちは今、メルセデスとともに新しい章を開こうとしている。彼らの実績、世界王者になった回数を見れば、これは間違いなく大きな冒険になる。正直に言って、とてもワクワクしている。」「聞いている話では、このエンジンは非常にパフォーマンスが高い。初テストで、メルセデスのパワーを背中に感じるのが待ちきれない。来年のチームには本当に大きな期待を抱いている。」「2025年は、2026年に良いスタートを切るための戦略的な犠牲を払ってきた。それが報われると信じている。来年は、先頭集団で戦いたい。現状を見ても、そうできない理由は見当たらない。」レッドブル時代への言及と区切り「僕にとっては、とても特別な状況だった。単に6か月、12レースという数字だけで語れるものではない。あの時、すべてが簡単だったわけではないからね。」「何時間でも話せるが、必要だろうか? 答えはノーだ。その章はもう閉じている。」「時には物事がうまくいき、時にはそうでない。それが機能しなかったのは残念だが、同時に、僕にはどうすることもできない部分も多かった。自分にできる限りのことは、常にやってきた。」「2台分ではうまく機能していなかったと言える。マックスのためには完璧に機能しているし、彼のために素晴らしい仕事をしているのは間違いないが……。」挫折からの復活と自信「結局のところ、重要なのは努力を続けることだ。人は、その努力量を過小評価しがちだが、僕はトレーニングを一度もやめたことがない。自分が何を成し遂げたいのか、そして自分のポテンシャルを理解している。」「これまでの年月が、僕の中に大きなモチベーションと、チャンスをつかみ取りたいという強い欲求を生み出している。」「シャルル、ランド、ジョージといったドライバーたちがチャンスを生かして輝く姿を見てきた。僕も、彼らと同じ場所で戦えるクルマが必要だ。」アルピーヌとともに頂点へ「そのチャンスが来たら、絶対に逃さない。僕は準備ができている。間違いなく、その瞬間を迎える準備はできている。」「アルピーヌとともにトップに戻れたら、本当に素晴らしいことだ。努力を続け、正しいことを積み重ねていけば、必ず良い結果につながると信じている。」「競争力のないマシンでも、誰一人として諦めない。この結束こそが、将来、より良い時代が戻ってきたときに、大きなシナジーを生むはずだ。」「フランス人として、フランスのブランドを代表できることを誇りに思っている。このチームとブランドを、あるべき場所へ戻したい。その日が一日でも早く来ることを願っている。」
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