ピエール・ガスリーは、2024年第8戦F1モナコGPの決勝を10位でフィニッシュ。オープニングラップで接触したアルピーヌのチームメイト、エステバン・オコンに 「変化を起こす 」よう求めた。オーバーテイクが難しいコース上での予選でガスリーが10番手、オコンが11番手と、アルピーヌは今季最高の予選結果を残した。スタート直後にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)がパンクしたため、アルピーヌ勢は9番手と10番手に上がったが、オコンはポルティエでチームメイトのイン側に飛び込み、ホイールが接触した。
オコンは宙に舞い上がり、地面に大きく着地したマシンはサスペンションとギアボックスにダメージを負ってリタイアを余儀なくされた。一方、ガスリーはハードタイヤのパンクにもかかわらずレースを続け、赤旗中断の間にミディアムタイヤに交換して最後まで走り続けることができた。ガスリーは、非常に平穏なレースで今シーズン初のポイントを獲得した。ガスリーは、「シーズの最後には1ポイントか2ポイントが重要かもしれない」状況のなかで、ノーポイントを解消できたことに安堵しながらも、チームメイトとの接触には「かなりショックを受けた」と認めた。「あれは全く不必要だった。特にチームメイト同士では、このような状況は決してあってはならない」とガスリーは語った。 「とにかく悲しい。状況に失望した」「特に、レース前に何をすべきか明確な指示があったし、予選で前に出た者はレース中、後続車はレース中に助けることになっていた」「それが戦略だった。残念ながら、そうはならなかった」「特にこのようなシーズンでは、僕たちにはそんなことをしている余裕がないので、間違いなく話し合う必要がある」ピエール・ガスリーは、エステバン・オコンがアルピーヌF1チームにとってさらに良い結果をもたらす可能性を危うくしたと主張した。「あのとき、僕たちは9番手と10番手だったわけだし、2台ともコースアウトさせるリスクを冒す理由は全くなかった」「2台ともウォールに突っ込むまで2、3cmのところだった」2025年のF1シート獲得に意欲を燃やすオコンのアグレッシブさは必然だったのかと尋ねられたガスリーは「そのことには答えたくない。彼はプロのドライバーだ」と反論した。「何をすべきか、何をすべきでないかは分かっている。チームメイトに対してはなおさらだ」「彼は非常に優秀なドライバーで、自分のやるべきことを分かっている。彼は変わる必要があるだけだ」一方、オコンはカナダGPを前にスチュワードから5グリッド降格ペナルティーを科されたインシデントの責任を負っていると述べた。「今日のインシデントは僕責任だ。最終的にギャップが小さすぎた。この件についてチームに謝罪する」とオコンはレース中にXに投稿。「今日はチームにとって価値あるポイントフィニッシュを期待している」
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