ピエール・ガスリーは、2023年F1第14戦オランダGPを3位でフィニッシュ。アルピーヌF1チームに加入してから何度も挫折を経験したが、移籍後初の表彰台を獲得できて非常に満足していると語った。レース序盤に5秒のタイムペナルティを受けたにもかかわらず、ガスリーは4位でチェッカーを受けた。その後、彼はセルジオ・ペレスの5秒タイムペナルティの恩恵を受け、表彰台の最後のスポットを獲得した。
「チーム全員で取り組んできたことが報われると、とてもうれしいものだ」とガスリーは語った。ガスリーにとって表彰台獲得は2021年のアゼルバイジャンGP以来となる。「アルファタウリにいた昨年は、どの時点でも表彰台フィニッシュにはほど遠かった。とにかくスピードが足りなかった」とガスリーは語った。「今年のモナコでは3位を走行してあと一歩のところまでいったと思うけど、不必要な追加ストップでチャンスを逃した。でも、このシーズンは何度も何度もトライし続けなければならないし、物事がうまくいくときが必ず来るものだし、今日はそれが実現した」ガスリーは12番グリッドから表彰台に上った。彼は1周目に雨が降り始めるとすぐにピットインした7人のドライバーの1人であり、そのことが順位を上げるのに貢献した。「おそらく今年で最もチャレンジングなレースだった。多くの障害物があり、間違えそうな瞬間もたくさんあったけど、チームとしてそれを最大限に生かそうと努力した」とガスリーは語った。「だからこそ、チームには本当に満足しているし、誇りに思っている。本当に運に恵まれていなかったからね。でも、トライし続け、自分自身を見つめ直し、改善できる部分を見つけ続ける必要がある。それが僕たちがしてきたことだ」前戦のスパ・フランコルシャンのスプリントレースでも3位に入った。しかしガスリーは、フルレングスのグランプリで3位を獲得したことは、彼にとってより大きな意味があると語った。「スパでのトップ3(フィニッシュ)は、同じようには感じなかった。とガスリーは語った。「もちろん3位でだったけど、スプリントだったので表彰台には上れなかった」「明らかに今回の方がずっといい感じだし、みんなと一緒にそこから成長していけることを願っている」ガスリーは、夏休みを終えて「マシンに戻れて本当に興奮した」と語り、「今日は今シーズンで一番楽しかったかもしれない」と語った。「このようなポジション争いはとてもエキサイティングだった。重要な判断も必要だったけど、チーム全体がとても力強いレースを展開してくれた」。ガスリーは、シーズン序盤に苦しんだいくつかの挫折についてはフラストレーションを感じていることを認めた。「開幕以来、僕たちはあまり恵まれていなかったので満足している。ある意味で不運な状況に何度も巻き込まれ、ポイントを失い、フラストレーションも溜まった」とがすりーはコメント。「でも、冷静さを失わず、常にできることを改善しようと努めなければならない。そして、今日はそれが実を結んだ。だから、みんなを心から祝福したい。今年の後半を再開する素晴らしい機会となった。」ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)「なんて素晴らしいレースだろう! ここザントフォールトで表彰台に上がれて本当にうれしいし、チーム全員がこれに値する。これまで多くの浮き沈みを経験したシーズンを終えて、この結果に値すると感じている。非常識なレース、非常に多くのアクション、非常に多くの難しい判断を下さなければならなかったけど、意思決定から戦略、ピットストップに至るまで、すべてが非常にうまく実行され、すべてがうまくいった。ピットレーンでのスピード違反による5秒加算のペナルティは残念だったが、良い結果を争うのに十分なペースがあったので、問題にはならなかった。最後の数ラップはコンディションが厳しかったが、うまく乗り切った。表彰台を獲得できたことをチーム全員に感謝している。来週末のモンツァでのレースに向けて、これからもハードワークを続けていこう。あそこには良い思い出がある!」