ピエール・ガスリーは、2020年F1イタリアGPで優勝したアルファタウリ・ホンダ『AT01』を走らせてホンダのF1エンジンに別れを告げた。スーパーフォーミュラに参戦した2017年を含めて、2018年のトロロッソのF1フル参戦からホンダのF1エンジンで戦ってきたピエール・ガスリーだが、2023年にはレッドブルファミリーを離れてライバルのアルピーヌF1チームへの移籍が決定している。
ピエール・ガスリーは、11月27日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催された「Honda Racing THANKS DAY(ホンダ・レーシング サンクスデー) 2022」に参加。ピエール・ガスリーは、2020年F1イタリアGPで優勝したアルファタウリ・ホンダ『AT01』に乗り込み、“ありがとう号”として知られる2021年のF1トルコGPのカラーリングのレッドブル・ホンダの『RB16B』を走らせるマックス・フェルスタッペンとモビリティリゾートもてぎをドライブ。最後はドーナルターンを披露して、ホンダF1エンジンとファンに別れを告げた。走行を終えたピエール・ガスリーは「ホンダのトラック、ホンダとアルファタウリでの最後にモンツァで勝った2020年のAT01に乗ることができて、それに加えて、ここもてぎはスーパーフォーミュラで初めて勝ったレースだったので、本当にたくさんの思い出のなかで走ることができたし、本当に最高だった」とコメント。「最後の最後まで本当に最高だった。この場を借りてみんなに本当に感謝したい。6年間僕をたくさん応援してくれてファンのみんなありがとう」「そして、ホンダのみんなには大変お世話になったし、たくさん勉強させてもらった。本当にいい経験をさせてもらった」「これで最後というわけではないので、いつか戻ってくることもあるかもしれないので、その日まで引き続きレーサーとして頑張りたいし、僕はずっとホンダを応援している。これからもみんなにはチャンピオンシップで頑張ってもらいたい。本当にありがとう」マックス・フェルスタッペンは「本当に思い出深いクルマだし、もてぎで走るのは初めてだったので最高に楽しかった」と語った。鈴鹿で2回目のF1ワールドチャンピオンを獲得したフェルスタッペンあh「素晴らしいレースだったと思うし、日本のファンのみんなの前でチャンピオンを獲得することができたのは本当にうれしかったし、絶対忘れられない。来年も応援よろしく」と語った。二人の本格走行前には、セルジオ・ペレスと角田裕毅がシビック タイプRで先導。セルジオ・ペレスは「本当にみんな応援ありがとう。鈴鹿もみんなの応援があってこそだったし、1-2でフィニッシュしたのは夢のようだった。素晴らしいレースだった。みんなの前で走ることができてうれしかった。ホンダのホームで走ることができたのは最高だった。来年も来るのでよろしく」と語った。角田裕毅は「今年は自分としてもかなり成長できたと思いますし、チームとしては少し苦戦してしまったんですけど、何より思い出にあるのが、鈴鹿グランプリですね」とコメント。「自分にとっても今でもまだ鮮明に覚えてますし、何よりピットから出て行った最初の周、ターン1からターン2にかけては、僕が実際に4年前にターン2で一観客として見ていた自分が実際に走っていることに本当に感激しましたし、何よりも皆さんからの熱いおもてなしが、すごく心の中で響きました」「本当に特に雨の中、3日間、4日間、さらに夜遅い中、テレビで応援していただき本当にありがとうございました。来年はさらに強く、チームとしてもコンストラクターズで5位、そして、自分としてもドライバーズチャンピオンシップでトップ10に残れるように頑張りますので、是非、来年も応援よろしくお願いいたします」最後にピエール・ガスリーは「ホンダとのこの10年間は素晴らしい旅だったし、セルジオ、マックス、裕毅とレッドブルファミリーに属することができて本当にいい思い出ばかりだ」とコメント。「たとえば、今日はここにいるけど、4輪だけなく、MotoGPや国内のスーパーフォーミュラやSUPER GTなど、本当にみんな一緒に力を合わせて、どの場でも勉強できる場だった。本当にたくさんの勉強をさせてもらった。この10年間は一生忘れない。本当に感謝している」「でも、こうしゃべってると僕がこれで終わりみたいな感じだけど、そうではない。僕は明日からも引き続きレーシングドライバーとしてベストを尽くして生きたので、みんな応援よろしく」 この投稿をInstagramで見る Scuderia AlphaTauri(@alphataurif1)がシェアした投稿