ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)は、2022年F1第12戦フランスグランプリの決勝を12位で終えた。今大会ではAT03に大規模がアップグレードパッケージを投入。「フロントがシャープになった」と第一印象を語っていたピエール・ガスリーだが、逆にナーバスになったリアに次第に苦しんでいく。
予選ではQ1敗退を喫して16番手だったピエール・ガスリーは、決勝でもマシンのスライドに悩まされて順位を上げることができず、5台がリタイアしたレースで、スタートしたポジションと同じ12位でレースをフィニッシュした。「ポイント圏内に戻ろうとがんばったけど、12位という結果になり、望んでいたようなパフォーマンスではなかったことは明らかだ」とピエール・ガスリーはコメント。「フランスのファンの皆さんのおかげで特別な週末になったけど、僕たちが見せたパフォーマンスには非常に失望している」「問題が分かっていれば変えることができたけど、特に高速コーナーではスライドが多く、グリップが不足していた。マシンのなかでできることをやって、ラインを変えたりしながらプッシュしてみたけれど、なかなかうまくいかなかった」「結論を急ぐつもりはないけど、今日のペースをふまえて、なぜ金曜日はうまくいって、それ以降は苦しくなってしまったのか、原因を見直す必要がある。10位とは3秒差なので、何マイルも離れているわけではないけど、11位と12位はノーポイントだ」「これからは、この新しいパッケージを理解しようとすることが重要だ。時間はかかるだろうけど、中団争いがかなりタイトになっているので、解決策を見つけなければならない。ブダペストに行くまであと2~3日あるので、チームとして力を合わせて、大きな一歩を踏み出したい」